世界観や独特のビジュアルが印象的な新作オープンワールドゲーム『人間奇想計画』が、20分超えのロングPVとともに発表された。発表と合わせて、Steamのストアもオープンしている。PC(Steam)ほか、コンソール(機種未定)も対応予定。 Unreal Engine 5(UE5)を活用したハイクオリティな映像はもちろん、ぶっ飛んでると言ってもいい、異色の世界観を描いている点が本作の注目ポイント。“怪異都市オープンワールドRPG”を謳う、オリジナルの怪談をモチーフとしたビジュアルは鮮烈な印象を与える。
今回公開された20分超えのPVの内容から、『人間奇想計画』の見どころを紐解いていこう。
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※本記事はProxima Beta Europe B.V.の提供でお届けします。
ぶっ飛んだ世界観とビジュアルが最高
PVを鑑賞すると、開始1分の映像に本作の奇怪な世界観が見事に濃縮されており、そのクセの強さに心を奪われる。
空に浮遊する大陸、夢の世界に迷い込んだような非現実的な風景、“フシギ”と呼ばれる奇妙な存在。そのどれもが色鮮やかに描写されており、テーマパークに入り込んだ感覚に浸れた。


この世界観を色濃く映し出しているのは、冒頭に描写されるキャラクターたちだ。
頭がガラス水槽になった花嫁の結婚式では、誓いのキスと同時にガラスが割れ中のハリセンボンが巨大化。もうこの時点で意味不明なのだが、ご機嫌なBGMに合わせて描かれると笑いが込み上げてくる。


さらに、股間にモザイクを付けたダビデ像のような石像と、モナ・リザ風の絵画によるレースでは、ダビデ像がモザイクを掴んでモナ・リザに投げつけるという珍事も発生。


何でもアリな空間をいきなり見せつけられ、“ふつうじゃない世界”であることを一瞬で理解させられることに。しかもよく見るとダビデ像がハイヒールを履いていたりと、ツッコミどころも満載だ。

この摩訶不思議な世界はUnreal Engine 5で描写されており、非現実的でありながらリアルな質感を持つ独特なビジュアル表現になっているのも見どころ。旧型のテレビなども登場するからか、どことなくレトロフューチャーな雰囲気も感じられる。

画像からも察せる通り、本作はふつうの人間や一般的な動物とはかけ離れた存在“フシギ”が登場する。
これらのキャラは本作オリジナルの“ライト怪談”をテーマとしているのだが、怪談であってホラーではないという部分が特徴となるようだ。怪談と聞くと不気味で恐ろしいイメージが付きまとうが、本作に登場するのはそうした存在とはひと味違うキャラクターたちだ。また既存のネット怪談とも異なるオリジナルのテーマを持っているという。

物語の軸にも“人間とフシギの共生”を掲げているようで、この奇妙な存在たちが何者なのか、どのような関係になっていくのかが物語の鍵になりそうだ。


また、本作はオープンワールドということで、物語の舞台となる空中都市エリシアンを探索する楽しみも散りばめられている。見ているだけで心が躍るような世界を自分で冒険し、“フシギ”たちと関わっていくのが楽しみだ。


ストーリーは意外とシリアス? キャラの感情表現もすさまじいクオリティ
PVではストーリーに関するシーンも数多く確認できるのだが、主人公をはじめ登場人物たちもなかなかに個性的。
まず、主人公は頭に紙袋を被っている。この時点で異質ではあるのだが、住民たちのパンチが強すぎて余裕で溶け込めてしまっている。むしろ控えめなファッションに思えてしまうのが恐ろしい。

後に紙袋が外れた姿でも登場するが、紙袋が外れても今度は顔全体を拘束具のようなものが覆っており、素顔は拝めない。ストーリー中の会話からもうかがえるのだが、なにかと秘密の多そうな主人公だ。

主人公の相棒であるアラベラは、絵画の中を自由に行き来する姿のない存在。透明人間が学生服を着て動き回っているようなキャラなのだが、この子もまたこんな姿になっている理由があるようで……。

PV冒頭の映像だとコメディ色が強い印象を受けたのだが、ストーリー自体は意外とシリアスな要素が多そうだ。
街で騒動を起こしたルミナーというキャラと主人公の対峙を通して、世界観や主人公の背景が垣間見えるのだが、かなり暗い過去を背負っていることがうかがえる。

“ナイチンゲール劇場”で起こった悲劇が物語のキーワードになっているようで、その一件を通じてルミナーとの愛憎が入り混じった複雑な関係が描写されていた。



ルミナーは主人公に対して憎しみをぶつけてくる一方、完全には憎めていないように見えるのだが、こういったキャラクター描写も秀逸だ。

表情の変化や細かな仕草から受け取れる感情表現から、作り込みの深さを感じられる。ルミナーの心象風景の中を移動していくシーンも、背景やステージがテンポよく切り替わっていき、ストーリーの演出にも気合が入っている。
一方で専門用語が多すぎたりもしないので、PVを見ているだけでも没入できた。


“フシギ”という存在や主人公の過去など気になる点も多いので、実際に遊ぶ際はどういったストーリーが展開されるのかに期待したい。
ガード&カウンターで気持ちよく戦えそうなアクションバトル
PV内で確認できたバトルシーンの映像から、戦闘システムについてもわかる範囲で触れていきたい。
バトルは見た限り、親しみやすい王道のアクションといった印象。各キャラクターごとのスキルや、ガード、回避などを駆使して戦う、アクションゲーマーにはおなじみのスタイルだ。

3体までのキャラクターを編成でき、戦闘中にシームレスに切り換えができることも確認できる。複数のキャラクターを切り換えながら、固有スキルを活かした連携なども狙えそうだ。

カッコいい必殺技の演出も!
バトルシーンを見ていて感じるのは、「気持ちのいいアクションをさせてもらえそう」という点。タイミングよくガードするジャストガードでは、ガードをするたびにカウントが進み、3回ジャストガードをするとカウンター攻撃が発動している。
攻撃を無効化するという利点だけでなく、そこからカウンターまでつながるリターンの大きさも魅力で、積極的にジャストガードを狙いたくなりそうだ。



また、敵が大技を仕掛けてくるタイミングでスキルを当てることで、その攻撃をキャンセルしているような描写もある。敵の特定アクションに割り込める攻撃も、爽快感のあるアクションが楽しめる要素なので、このシステムにも期待したい。


そのほか、定番のジャスト回避もあるため、ジャストガード・回避を利用したハイテンポなアクションになるのではないかと推察できる。
今回のボス戦を見る限りでは、攻撃の予備動作がハッキリと見えるため、ノーモーションで理不尽な攻撃を仕掛けられたりすることはなさそうだ。全体的に、気持ちよくガード&カウンターを決められそうな、丁寧なゲームデザインがうかがえる。


ほかにも空中にワイヤーのようなもので跳び、波状の攻撃を回避するなどボスに対するアクションは多彩に用意されていた。ボスもまた見た目や動きのクセが強いので、手応えのあるボス戦にも期待したいところだ。


複数の人形が襲い掛かってくるボス戦では、敵の一斉攻撃をカウンターしているようなシーンもあり、シネマティックな戦闘描写にも注力している印象を受けた。うまく決まれば気持ちよく、そしてカッコイイ動きができそうなので、早く自分で操作してみたい。


Steamのストアページが公開中
まだ詳細がわからない点も多いが、公開されたPVで早くも期待が高まっている『人間奇想計画』。
現在、Steamのストアページも公開されているので気になった人はウィッシュリストに入れておこう。また、10月21日からは公式サイトでの事前登録も実施されている。
公式SNSも開設されているので、より詳細な情報や続報が知りたい人は、各種SNSもチェックしておこう。