パブリッシングはDANGEN Entertainmentが担当し、キャラクター制作などにはベトナムのGIANTYも参加。今回、開発陣が編集部を訪れプレイの様子を見せながら本作を紹介してくれた。新作のゲーム内容に加え、『タレットと少女』のアップデート情報と開発者との一問一答をお届けしていく。

文学の力をまとい、本の世界へ。4人パーティーで挑むダンジョンRPG
本作にはオープニングとエンディングが用意されているほか、BGMには『シャドウハーツ』シリーズの弘田佳孝氏が参加しているので、音楽も合わせて注目してほしい。




使える位置と攻撃が届く範囲はスキルごとに決まっているため、4人をどう並べるかも考えておく必要がある。ゲームデザインは『ダーケストダンジョン』から影響を受けているとのこと。また、本作にはダンジョンで見つかる断片的な情報から、この世界の背景が少しずつわかっていくという。
『タレットと少女』のレイヴンも登場。文学作品をモチーフにした少女たち
彼女たちは『不思議の国のアリス』や『ロミオとジュリエット』などの登場人物の力を借りた、ふつうの女の子。それぞれに本名があり、同じ文学作品の力をまとった子がひとりとは限らない。
レイヴンは『タレットと少女』の2回目のアップデートで登場したキャラクター。……だが、もともと本作のために考えられていた。2作は並行して開発されており、開発が始まったのは本作のほうが先だったという。モチーフはエドガー・アラン・ポーの詩『大鴉』。


2作品の世界はつながっており、ジャンルが変わっても、アニメ調のキャラクターや独特の世界観、ユーモアは受け継がれている。レイヴンが両作品に登場する経緯は後半の一問一答でも聞いていた。
アリスは好奇心旺盛なキャラクターで戦闘では盾を持つタンク役を務める。花形のアタッカーになりそうなイメージもあるだけに、この役回りは個人的には渋くていい。


ジュリエットは毒のスキルを持ち、“ロミオのキス”など、原作にちなんだ名前も付けられている。



精神崩壊に脱衣も。メンタルやダメージで変わる表情と衣装

メンタルも敵の攻撃で減少し、なくなれば戦う意志を失ってしまう。取材では、メンタルが減ると“精神崩壊”の判定が入り、“幼児退行”など戦闘で不利になる効果を受けると説明された。精神崩壊すると専用のカットインも入る。
メンタルやHPの状態は、画面左下に映るキャラクターの表情にも表れる。『タレットと少女』を手掛けた開発陣だけあってキャラクターたちはみんなかわいい。そこに表情の変化まで加わるのが……イイ。



ダンジョンの途中には、焚き火を囲む“キャンプ”もある。料理でHPやメンタルを回復でき、少女どうしのやり取りが描かれるイベントもあるという。取材では戦闘で破れた衣装のままキャンプで過ごす姿も見られた。
焚き火を囲むキャラクターたちの周りをカメラが動くのだが、その途中でパンツがちらり。ちょっと見えてるよ! と思わず反応してしまった。

集めた言葉が力になる“ロゴス”。味方の強化や敵の弱体化に





『タレットと少女』アップデート4。最大4機のドローンを使う新キャラ・マミが登場

マミはサポートタイプの新キャラクター。少し天然で空回りすることもあるテクノロジーのスペシャリストだ。相棒のカスタムドローン“B.O.I.N 55”を“B.O.I.N(ボイン)くん”と呼び、我が子のようにかわいがっている。
B.O.I.N 55には、“攻撃モード”と“強化モード”のふたつのモードを搭載。攻撃モードではリロードが遅いぶん威力が高いミサイルで敵の集団を自動攻撃する。強化モードでは、ドローンの攻撃が止まるもののB.O.I.N 55にジェネレーターをアップグレードさせることができる。

全キャラクターが使える新たなドローンも3種類追加。なお、通常装備できるのは1機までだが、マミはB.O.I.N 55に加えて3機、合わせて最大4機を運用できる。

追加されるのは、後衛の敵へレーザーを照射して牽制する“サプレッション・ドローン”、近づく敵をショットガンで迎撃する“ガード・ドローン”、大型のスタン爆弾で敵の移動や攻撃を一定時間止める“スタン・ドローン”。スタン爆弾自体にダメージはない。ドローンが強くなると『Vampire Survivors』のように、動かなくても自動で敵を攻撃してくれるとのこと。
さらにジェネレーターも3種類追加される。“モータル”は広範囲を攻撃する地対地ミサイル、“デコイ・ドローン”はホログラムで敵の注意を引きつけ、破壊されると重力波と大爆発を発生させる。“サージ・テザー”は近くにいるキャラクターの攻撃力とリロード速度を強化し、複数人に効果が及ぶほか、サージ・テザーどうしの効果も重ねられる。
ほかにも、アクセサリー、下着、レギンス、フォトモードが追加。どのパラメーターが上がったかがわかる表示も用意される。

マルチプレイヤーモードでは、Steamのフレンドを招待したり、ルームコードでプライベートロビーへ参加したりできる。公開ロビーを検索して参加することも、自分のロビーを公開することも可能だ。人数が足りないときや、ひとりでマルチプレイ用のステージを試したいときは、味方のBOT(AI)を連れて出撃できる。

アップデート4では、クライシスレベル1〜4のすべての通常ステージが協力プレイに対応(エンドレスは対象外)。広いマップで最大3人が協力してエイリアンの大群に立ち向かおう。


オンラインではエモートでやり取りもできる。ステージを初めてクリアーした際には、リソース報酬に加えてエモートを獲得。全ステージ・全クライシスレベルを通して、全16種類が用意される。

マルチプレイヤーモードは、まずSteamに集中して改善を進めるため、アルファ版として提供。GOGやitch.ioなど、ほかのプラットフォームへのマルチプレイ実装は現時点では見送られている。マミなどの追加コンテンツは順次配信予定だ。
Steamの掲示板やDiscordで寄せられる意見・不具合報告を受け、アップデート5にかけてパッチや追加コンテンツでマルチプレイを強化・拡張していくという。
「キャラクターを作品ごとに分ける必要はない」。開発者に聞いた一問一答
ゲームのジャンルは違いますが、キャラクターを作品ごとに分ける必要はないと思っています。マーベルでも、アイアンマンにはアイアンマンの作品がありつつ、ときどきソーといっしょに戦うとファンは喜びますよね。
また、本作をプレイすると、レイヴンがなぜ『タレットと少女』の世界にいたのかのヒントを見つけることができます。今後もヒントや匂わせをどんどん入れて、別のジャンルのゲームに『LitGirls』のキャラクターが出る、ということもやっていきたいですね。
――キャラクターのモデルはどのように作っているのでしょうか?
レイヴンとマミも、ナナイロがデザインを発注して、3Dモデルやアクセサリー、アニメーションをGIANTYが作りました。1キャラクターを作るのも大変なのに8人をどう作るか、となったときに、GIANTYと連携するのが現実的だと考えました。どの文学を題材にするかはDANGENからテーマをもらい、デザインはナナイロが担当しています。
――『LitGirls』のキャラクターは8人とのことですが、残る4人はどのように公開していく予定ですか?
――『LitGirls』は家庭用ゲーム機でも発売されますか?
――一方、『タレットと少女』には、今後もキャラクターが追加されるのでしょうか?
――『タレットと少女』はどの国のユーザーが多いのでしょうか?
――『LitGirls』も世界に広げていきたいということですね。
文学がテーマなので、キャラクターの発想はある意味無限大です。5人目から8人目はアジアの文学から、という案もあります。文学をきっかけに検索して「いいじゃん!」と思ってもらえたらうれしいですね。
――ありがとうございました。

製品情報
LitGirls 文学迷宮と少女
- 対応機種:PC(Steam)
- 家庭用ゲーム機版:未定
- 発売時期:2027年上半期予定
- ジャンル:ダンジョン探索RPG
- 対応言語:日本語、英語、簡体字中国語、繁体字中国語を予定(その他の対応言語は後日発表)
- 開発:ナナイロ・エンタープライズ
- 販売:DANGEN Entertainment
- 開発協力:GIANTY
ナナイロ・エンタープライズについて
『タレットと少女』を生み出したナナイロ・エンタープライズは、『LitGirls 文学迷宮と少女』で「Girls World」をさらに展開。新たなキャラクター、世界観、ジャンルを取り入れながら、同スタジオならではのアニメテイストを活かしたゲームデザインを継承しています。

















