【P-Pコラム】現在の自分をつくったゲームの思い出 ~ゲームがつないでくれたもの~【STAGE6】

【P-Pコラム】現在の自分をつくったゲームの思い出 ~ゲームがつないでくれたもの~【STAGE6】
【P-Pコラム】現在のボクにつながるゲームの思い出 ~ゲームがつないでくれたもの~【STAGE6】

 こんにちは! 第6回です。ここ最近は、開発中の音楽・リズムゲーム『
STEP THEATER』(ステップシアター)の制作の話や、京都で開催されたBitSummit PUNCHに出展した話など、ゲーム制作に関するお話が続いていました。今回はそこから少し視点を変えて、自分がゲームを遊ぶ側として感じていることを書いてみようと思います。
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 物心ついたころからゲームが身近にあり、普段からよく遊んでいました。今はゲーム開発の仕事もしていますが、それでも根っこにあるのは、やっぱりゲームを遊ぶのが好きという気持ちです。今回は制作の話にしっかりつなげるというより、一人のプレイヤーとしてゲームを遊んでいるときのことを、思い起こしてみます!

 昔からゲームを遊ぶのは好きなのですが、自分が遊んできたゲームにはけっこう偏りがあります。
第1回でも少し触れましたが「えっ、このゲーム遊んだことないの!?」と驚かれることもわりとあります(笑)。有名なゲームをすべて通ってきたわけではなく、姉の影響で小さいころから触っていたゲームの続編を遊んだり、パーティーゲームや対戦ゲームをするのが好きでよく遊んでいました。

 たぶんゲームが好きな人同士でも、通ってきた道はかなり違うと思います。自分の場合は、学校の友達とゲームの話をすることや友達を家に呼んでゲームをするのが好きでした。ゲームのおかげで友達とより仲良くなれたし、人とのコミュニケーションに欠かせないものといっても過言ではないくらいでした。

 とくに子どものころは、「ゲームが上手い」と言われるとすごくうれしかったです。その影響もあってひとつのゲームをたくさん練習したり、ゲーム内の小ネタを探したり完全クリアを目指したりと、隅から隅まで遊ぶような遊び方をしていました。

 『
スーパーマリオワールド』や『スーパードンキーコング2』はセーブデータを埋め尽くすほど繰り返しプレイをしたり、NINTENDO 64の『大乱闘スマッシュブラザーズ』を学校の友達に誰にも負けたくないという気持ちで一生懸命練習をしていましたね…!

 ゲーム配信で遊ぶときは、人に見てもらいながら遊ぶことになります。そういう意味では、今でもゲームで他の人とつないでもらっていますし、今でもひとつのゲームをひたすら練習するのが好きなので、小さいころとあまり本質は変わっていないかもしれません(笑)。

 『塊魂』は止めどきが見つからない大好きなタイトルのひとつです!

 小さいころから変わっていない部分がある一方で、ゲーム開発の仕事を始めてから、少し増えた楽しみ方もあります。それは、ゲームを遊んでいるときに、細かい工夫や作りのおもしろさに目が向くことです。

 たとえば昔のゲームを遊んでいると、今の感覚ではシンプルに見える部分の中に、かなり細かい工夫が入っているんだなと感じることがあります。表現の幅や使える容量に限りがある中で、それでも遊びやすく、気持ちよく感じられるように作られているのは本当にすごいなと感じます……! 

 説明が少なくても自然に進められたり、画面の見せかただけで次にやることがなんとなく分かったり、操作していて気持ちいいテンポになっていたり。子どものころは何気なく遊んでいましたが、違和感なく遊びやすくなっているゲームを見ると、かなり考えられているんだなと思います。技術的にも、この時代にこれをやっていたのかと驚く瞬間があります。仕組みを全部分かっているわけではありませんが、今のようにゲームを作れる"ゲームエンジン"が普及していなかったり、今よりもネットに情報がない時代にこんなすごいことを実現しているのかとただただ驚きます。

 最近のゲームを遊ぶときはまた別のおもしろさがあります。画面の裏でどういう処理をしているんだろうとか、この挙動はどう実装しているんだろうとか、ふと考えることがあります。

 またオンライン対戦では、遊んでいる人同士が自然に楽しめるようにかなりいろいろな仕様が入っているんだろうなと感じます。昔のゲームは制限が多い中で工夫が凝らされていると思いますが、最近のゲームでも今の環境でさらに遊びの幅を広げるために工夫が組み込まれているんだろうなと思います。

 もちろん、ずっと分析しながら遊んでいるわけではありません。遊んでいる途中で「これどうなってるんだろう」と少し考えたり「この作りうまいな」と感じたりするくらいです。ただ、そういう見方が少し増えたことで、ゲームに対して違った見方ができるおもしろさを感じる瞬間もあります。昔のゲームにも最近のゲームにもそれぞれ違うすごさがあって、遊んでいるときにふとそれを感じるのがおもしろいです。

 そうやって細かい工夫や実装のことを考えることはありますが、結局いちばん楽しいのは夢中で遊んでいる時間です! 気づいたら時間が経っていたり「もう一回だけ」と思って続けてしまったり、細かい仕組みを考えるより先にただ遊ぶのが楽しいですよね。

 ゲームのすごいところは、時間を忘れて自然と手が動いてしまうところだと思います。うまくいかなかったからもう一回やりたい、次はもっとできそうな気がする、続きが気になってやめどきが分からなくなる。そういう気持ちになる瞬間がやっぱりいちばん好きです。

 ゲームを遊ぶことが、仕事や制作の刺激になることもあります。でも自分にとってはそれ以前に、ただ好きだから遊んでいるという感覚があります。昔は遊ぶゲームの幅が今より狭かったですが、大人になってからはもっといろんなゲームに触ってみたいと思うようになり、以前より遊ぶジャンルも広がりました。「なぜ今まで遊んでこなかったんだろう」と思うこともありますし、食わず嫌いせず(嫌いというわけではないのですが……!)今後もまた今まで遊んでこなかったゲームに触れて、夢中になって遊ぶことができたらいいなと思っています!

 今回は、ゲームを遊ぶ側としての自分について書いてみました。当たり前のことも多かったかもしれませんが、改めてこれからもゲームを楽しむ時間を大事にしていきたいなと思えるいい振り返りにもなりました。次回もよろしくお願いします!

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担当者プロフィール

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    P-P

    ゲーム実況者として2010年に活動を開始。高いゲームスキルと柔らかな語り口が特徴で、とくにアクションゲーム、音楽ゲームを得意とする。2015年ごろから一時活動を休止し、ゲーム会社でプログラマとして勤務。数々のコンシューマタイトルに携わるも、インディーゲーム制作への挑戦のため2024年に退職。現在はゲーム実況者とゲームクリエイターの二足の草鞋で活躍中。

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