【漫画の裏側を語る!】『チェイサーゲーム』原作コラム 『デバッグルーム』シーズン2 第62話 天使の舞う日(15)

【漫画の裏側を語る!】『チェイサーゲーム』原作コラム 『デバッグルーム』シーズン2 第62話 天使の舞う日(15)

外伝も本編の一部として取り込んでいます

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 本来であれば外伝は文字通り、本編とはあまり直接的な繋がりを持たないエピソードを作っていたのですが、今回からはそうではない構成になっています。

 と、いうのもですね、今回から単行本の区切りとして本編4話のあとに外伝が挿入されて、また本編が4話分掲載されたあとに外伝が挟まる形になります。

 本編4話+外伝+本編4話+外伝

 こういった構成で単行本15巻は掲載されていきます。

 以前もお伝えした通り、漫画家・松島幸太朗はサイバコネクトツーの正社員として所属しています。

 ただ毎日マンガだけを描いているわけではないんですね。

 正社員としての研修なども受けますのでそれらのスケジュールも加味しなければならないのです。

 長年の連載の中でも少しずつページ数や執筆スケジュールを調整しながら働き方を模索しています。

 なので最も効果的な外伝の在り方を私自身が原作の内容を調整しつつ考えて挿入するという形式にしました。

 当面はこのスタイルで進行することになると思います。

単行本15巻の表紙は陳マイクの予定です

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 じつは結構早い段階から松島幸太朗先生には「陳マイクは痩せて若返ってカッコよくなるから、で、単行本15巻の表紙はその若くなった彼で行くからね」と伝えていたんですよ。

 幸太朗先生からは「何を言ってるのか、意味が分からないです」とは言われました。
 
 この展開も最初から決めていたことなんです。

 「シーズン2は伏線が多いけどちゃんと後半で全部回収されるからね、陳マイクがずっとなんか食べてることにも意味があるから。どのみちね、陳マイクの太った通常の姿だとさすがに単行本の表紙は飾れないよね。というか、売れないよね、あのまんまの姿だと。だからカッコよく描いてくださいね」

 幸太朗先生からは「何を言ってるのか、意味が分からないです」とは言われました。

 まぁ、ちゃんとカッコよく描いてくれたので大丈夫です。

若返ると傷も治るし服もぶかぶかになる

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 今回のエピソードを作画するにあたって幸太朗先生から「え、頭の傷とかはどうしたらいいですか? 髭は? 髪は?」と聞かれました。

 「うん、頭の傷も治りますよ。だから変身するときに包帯も上着といっしょに外してくださいね。髭も無くなるし髪型も変わりますよ。『SAKAMOTO DAYS』の坂本太郎だって痩せたら髭も無くなるし髪型だって変わるでしょ? あれと同じ原理ですよ。あと痩せてるので服はぶかぶかになりますよね、そんな感じでお願いします」

 そう伝えると、幸太朗先生からは「何を言ってるのか、意味が分からないです」とは言われました。

 「サスペンダーって最初からスーツの下に着ていたってことですか? 原作にわざわざ指定されてますが」とも聞かれたので丁寧に説明しましたよ。

 「だって痩せてカンフーで闘う中国人ですよ? 絶対にサスペンダーでしょ? 大丈夫ですよ、これまでずっとスーツ姿しか見せてないんだから。その下にサスペンダーがあっても全然おかしくないですよ。あと髪を後ろで長く結んでくださいね。そっちのほうがアクションが映えるので。若くなって髪が長くなるのは当たり前のことですよ」

 幸太朗先生からは「何を言ってるのか、意味が分からないです」とは言われました。

 こうやってその都度、幸太朗先生とは丁寧に話し合いながら連携をとって本作は作られているのです。

松島先生の次回予告カット

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 ここにきて急な陳マイクの形態変化がさく裂する謎展開に突入した『チェイサーゲーム』。まさか表紙を飾るまでのキャラクターになるとは……。

 さぁ、次回の『チェイサーゲーム』は、2026年2月23日に公開します。また、この話は3月16日(月)まで公開を予定しています。

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 2026年2月16日に、サイバーコネクトツーが30周年を迎えるにあたり、『チェイサーゲーム』の原作を務める松山社長がゲーム業界志望者や、最前線で闘い続ける者たちへ贈る“新バイブル”として書籍『ゲーム業界の攻略法』を刊行します。2026年2月16日発売予定です。
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 『チェイサーゲーム』でも伝えられてきたゲームクリエイターへのメッセージをより深く、より濃く語った内容になっています。就職面接の実態や、特典として実際にサイバーコネクトツーに合格した人のポートフォリオも公開しているので、ゲーム業界を目指しているそんな人にもおすすめの1冊。ぜひ手に取ってみてください。
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