Sensor Towerは、『シャドウバース』の後継作『Shadowverse: Worlds Beyond』(シャドウバース ワールズビヨン)についての世界収益に関するデータなどを公開した。
2025年6月にリリースされて以降、1ヵ月間で世界で110万以上のダウンロードと44億円超え(3000万ドル以上)の世界収益が記録されている。
収益シェア・市場別ダウンロード数はともに日本がトップ。シェア率としては日本が17%、2位はアメリカと中国で12%、3位は台湾の8%となっており、大きな偏りなくプレイされていることがわかる。
そして大きな収益のカギは、新弾カードパックの投入および若い世代からの支持と取れるデータと分析も同ブログ内で公開。同じデジタルカードアプリである『Pokemon TCG Pocket』(ポケポケ)と比較して解説されている。
※以下、プレスリリースを引用。シャドバWBがリリース1ヵ月で3,000万ドル以上の世界収益を記録、若い世代からの支持が厚く、新弾カードパック投入がカギ
デジタルカードゲーム『シャドウバース』の後継作『Shadowverse: Worlds Beyond』が2025年6月にリリースされ、リリース1ヵ月で世界で110万以上のダウンロードと3,000万ドル近い収益と好調な滑り出しを見せています(モバイル版)。同ジャンルのゲームは、新パック投入が1つのカギと言えることがデータからわかります。
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リリース初月に日本で2,800万ドル以上の収益を達成したシャドバWB、RPDはシャドバよりも高い
2016年6月にリリースされた『シャドウバース』(Cygames)は、世界中のプレイヤーと本格的なカードバトルを楽しむことができるゲームです。この後継作の『Shadowverse: Worlds Beyond』(Cygames)が2025年6月17日にリリースされました(本作はモバイル版に加えて、Steam版もリリースされていま。以降、一部を除きモバイル版の内容です)。
同作では、「超進化」や「パーク機能」などの新要素・新コンテンツが加わり、完全新作の全編フルボイスストーリーも追加されています。Sensor Towerのデータによると、2025年6月17日から7月16日までの『Shadowverse: Worlds Beyond』の市場別ダウンロード数・収益シェアで、日本はトップとなっています。
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同期間の世界における『Shadowverse: Worlds Beyond』のダウンロード数は120万近くで、収益は3,000万ドル以上を記録しています。また、同作はSteam版もリリースされています。Video Game Insightsのデータによると、Steam版の同作のプレイヤーは日本がトップですが、そのシェアは17%です。2位はアメリカと中国で12%、3位は台湾の8%となっており、大きな偏りなくプレイされていることがわかります。
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トップ市場の日本にフォーカスしてデータを見ると、『Shadowverse: Worlds Beyond』の支持の高さがわかります。Sensor Towerのデータによると、2016年6月にリリースされた『シャドウバース』と、2025年6月にリリースされた『Shadowverse: Worlds Beyond』の初月のダウンロード数では、前者が100万以上なのに対し、後者は80万以上となっています。
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しかし、同期間の収益では前者が2,500万ドル近くですが、後者は2,800万ドル以上となっており、『Shadowverse: Worlds Beyond』が『シャドウバース』を超えるスタートとなっていることがわかります。
これらのデータから、初月のRPD(1ダウンロードあたりの収益)は『Shadowverse: Worlds Beyond』のほうが高いことが確認できます。リリースから9年を迎えた『シャドウバース』のIPの力と、前述した新要素・新コンテンツが日本のプレイヤーに支持されたのだと言えます。
新弾カードパックの投入が収益のカギか? シャドバWBでは若い世代からの支持がより厚い
モバイルで楽しめるデジタルカードゲームといえば、『Pokémon TCG Pocket』(The Pokémon Company)を思い浮かべる方も多いでしょう。同作は2024年10月にリリースされ、瞬く間に世界でプレイされるタイトルとなっています。
同作の収益は堅調に推移しています。Sensor Towerのデータによると、日本における2025年4月から6月の『Pokémon TCG Pocket』の収益は、1.1億ドル以上を記録しています。収益推移を見ると、拡張パックおよびテーマ拡張パックの投入に合わせて、大きく上昇していることがわかります。
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その効果は絶大で、同期間の3つの収益の山は、いずれもこれらの投入後に記録されています。『Shadowverse: Worlds Beyond』も『Pokémon TCG Pocket』と同じカードバトルジャンルであることを考えると、新パック投入が収益維持のキーファクターであると考えられます。こうした市場動向を把握しているためか、『Shadowverse: Worlds Beyond』では新弾カードパック投入を10月下旬の第4弾まで事前告知しています(2025年7月現在)。
『シャドウバース』と『Shadowverse: Worlds Beyond』のプレイヤー層に違いはあるのでしょうか。Sensor Towerのデータによると、2025年6月の両タイトルのプレイヤー男女比は、男性9:女性1で共通しており、ペルソナも「PCゲーマー」「コアゲーマー」が上位となっています。
一方、プレイヤー年齢層では、若干の違いが見られます。両タイトルを比較すると、『Shadowverse: Worlds Beyond』のほうが若い世代からの支持が厚いことがわかります。
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特に18歳から24歳の層が『Shadowverse: Worlds Beyond』のほうがより高く、メインの25歳から34歳の層と合わせると、全体の90%近くになっています。また、『Shadowverse: Worlds Beyond』プレイヤーが使用する可能性がアプリとして、『シャドウバース』がトップとなっていることから、『シャドウバース』プレイヤーの若い層から支持を得ていることがわかります。
Sensor TowerのApp Performance Insightsのユーザーは、過去のパフォーマンス指標に加えて、アプリ収益とアプリダウンロード数の推定値を見ることができます。本レポートのSensor Towerの収益予測はApp StoreおよびGoogle Playからのもので、ユーザー総消費額を表しています。
また、データにはサードパーティのAndroidマーケットデータは含まれておらず、App StoreもしくはGoogle Playアカウントの初回ダウンロードのみ集計しています。同じアカウントが他のデバイス、もしくは同じデバイスで行った重複ダウンロードは集計に含まれていません。ダウンロードデータは同じアプリの異なるバージョンもまとめて集計しています(例:FacebookとFacebook Lite)。なお、Google Playは中国本土では利用できません。