『イルシール』コンボを決めて敵を一掃する爽快感が堪らない。楽園を舞台に劇団を率いて冒険するリアルタイムストラテジー、巡回公演がスタート!

byNiSHi

『イルシール』コンボを決めて敵を一掃する爽快感が堪らない。楽園を舞台に劇団を率いて冒険するリアルタイムストラテジー、巡回公演がスタート!
 bilibili Gameから発売予定の新作スマートフォン向けアプリ『イルシール』は、アニメ調で描かれた3Dのキャラクターたちによる、劇団の巡回公演を題材にした物語が楽しめるリアルタイムストラテジーだ。発売時期は未定。

 そんな本作を先行体験できたので、プレイしてみて気付いた魅力をお伝えする。
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※この記事はbilibili Gameの提供でお届けします。 ※掲載している画像は開発中のものです。

主人公たち“ゴーファー劇団”が解放のため冒険する

 本作の舞台は、“現世”と“楽園”のふたつの世界からなっている。楽園ではさまざまな願望が叶う場所とされているが、ふつうの人間が楽園に入ると魂が吸収されて眠りに落ちてしまい、二度と目覚めることができなくなってしまう。
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 そんな楽園から人々の魂を解放するために暗躍しているのが“ゴーファー劇団”。プレイヤーは新任団長として、劇団のメンバー“星選者”たちと各地で発生する事件を解決していく、というのが冒頭の流れとなる。
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 "楽園で囚われた人はモンスターになってしまうことがある"という設定もあり、シナリオは少しシリアス。しかしながら、キャラクターどうしのコミカルな掛け合いが随時行われ、各エピソードは比較的前向きに展開されるので、ポジティブに物語を楽しめるのが魅力的。海外の制作スタジオによるタイトルではあるが、日本語ボイスにも対応しており、テキストもとくに違和感がなかったので、バッチリ没入して楽しめるだろう。
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 なお、ゲーム内では詳しく提示されないが、ゴーファー劇団やプレイヤーたちには下記のような世界設定が存在しているとのこと。読み込んで理解しておくことで、本作に一層没入できるはずだ。

▼世界設定
古の星、その大地には女神イルシールの加護のもと、人類、獣人、エルフ、ドラゴン族、そして数多の珍獣が育まれてきた。その中で、選ばれし者だけが女神の祝福を受け、並外れた魔力を授かる。彼らは『星選者』と呼ばれている。

星選者たちは長きにわたりイルシール女神の導きに従ってきた。しかし、中部大陸で『燦晶』という強大なエネルギー源が発見され、人類の技術は飛躍的に進歩する。その代償として、星選者たちは次第に女神の声を聞くことができなくなっていった。

その背後には、聖晶帝国教会に属する組織『晶芒結社』の陰謀があった。彼らは過激な狂信者を利用し、暗躍していたのだ。女神の声を失った今も、一部の星選者たちはイルシール女神への信仰を捨てず、『ゴーファー劇団』を結成する。彼らは各地を巡演しながら、晶芒結社と密かに戦い、彼らが召喚する『夢喰者』を倒し、『聖子の生贄』を救出し、メサイア教団の陰謀を打ち砕いていく。

しかし、実際にはイルシール女神は深い眠りについていた。その神魂は金色の蝶となり、現世の『意志の代行者』に降り立つ。プレイヤーはその一人として、女神の微かな息吹を感じながら、エイソス小隊に救われ、記憶と使命を取り戻す。そして劇団に招かれ、星選者たちを率いて晶芒結社と戦い、ついにはイルシール女神を救い出し、目覚めさせるのだ。

スキルの組み合わせでシナジーを狙うのが楽しい

 バトルは見下ろし型のリアルタイムストラテジー形式で進行。プレイヤーは時間経過で発動できるキャラクターのスキルを駆使して戦っていく。

 キャラクターごとにスキルの効果範囲が決められている。そのため効果を加味しつつ、それぞれのスキルが噛み合うように発動させていく、戦略性の高いバトルが味わえる。敵ターゲットを引き寄せた後、強力な範囲攻撃で敵を一掃するといったコンボがキマッたときの爽快感はひとしおだ。
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 そのほか、キャラクターたちには所属勢力とクラスがあり、それによって有利不利の相性が存在する。クラスには生存能力の高い防衛を得意とする陣衛、広範囲へ持続的な大ダメージを与えられる星使などが存在し、その特徴はさまざま。敵にも勢力が設定されており、うまくキャラクターを配置することで、戦闘をラクに進められるはずだ。
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多彩な遊びも魅力! ローグライク形式のプレイモードもアリ

 本作では、豊富なプレイモードが存在しているのも魅力のひとつ。キャラクターを強化していきながら出現するボスを倒していくローグライク型のバトルモード“夢獄の迷都”や、ほかのプレイヤーと同盟を組んで、強大なボスと戦う“同盟団結戰”、日替わりで異なるボスに挑む“旧夢再臨”など、じつに多彩だ。

エリア浄化

 各ステージを攻略し、一定のステージ数に到達することで報酬が獲得できるモード。本モードでは、時間が経過するごとにゲーム内アイテムが蓄積される宝箱が登場。進行度が上がるほど、同じ経過時間でもより多くのアイテムが獲得できる。
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宝箱連続開封

 キャラクターの装備アイテム“戯曲”が入手できるコンテンツ。“エリア浄化”で獲得した各レア度の“蛍匣”を開封することで、“戯曲”、“戯曲育成アイテム”、“ゲーム内通貨”などのアイテムがランダムでもらえる。最高レア度“輝金の蛍匣”を開封することで、“鏡中のミューズ”を入手でき、消費するとショップで高レアなアイテム"戯曲"の欠片と交換可能。
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同盟団結戰

 同盟メンバーと協力して強大なボスと戦うモードで、1日2回まで挑戦できる。各階層には2体のボスが配置されており、合計100階層の難易度に挑戦可能。同盟内では、プレイヤーのダメージランキングに応じて報酬が配布され、同盟間では進行度に応じたランキング報酬が用意されている。
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夢獄の迷都

 ローグライク型バトルモード。ボスを撃破しながら進行し、報酬を獲得しつつ“夢境の星”を蓄積することで、毎週の報酬が受け取れる。固定報酬のリセットタイミングは毎週月・水・金・日 の指定時間。プレイヤーは自由にキャラクターを編成し、ステージを攻略することができる。

 戦闘に勝利するたびにランダムでバフが付与され、それぞれのバフはジョブごとに異なる強化効果を有する。一定数のバフを集めると、さらに強力な効果を獲得できる。
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旧夢再臨

 日替わりのワールドボスに挑戦できるモード。ボスには複数の難易度があり、クリアーするたびにさらなる強敵に挑める仕組みだ。各難易度のボスを撃破すると段階的な報酬を獲得でき、撃破できなかった場合でも与えたダメージに応じた報酬を受け取れる。
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個性的なキャラクターが続々登場。プレイヤーに寄り添った育成システムにも注目

 本作で活躍するキャラクターの存在も見逃せない。星選者と呼ばれるキャラクターたちは、先述の通り、各勢力に在籍。それぞれ抱える想いや信念のもと、争いをくり広げていく。ここでは、物語序盤で活躍するキャラクターたちとその背景を紹介していく。

シスレット(声:夏怜)

  • 勢力:月落の原、職業:進撃
 舞台のために生まれたオペラの女王で、完璧を追求する芸術の殉教者。演技指導と劇団の柱として彼女は劇団から深く信頼されている。ただし、劇団の新人はみな、リハーサル時間以外はすでに役に入っているシスレットに近づかないようにと忠告を受けている。
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ギルダン(声:水樹奈々)

  • 勢力:曜金連邦、職業:陣衛
 高い戦闘能力を有する、紫色の髪が特徴的な女性。“エルウォガー同盟杯非能力格闘トーナメント”と呼ばれる大会で準優勝を収めるほどの実力を有している。

 彼女はもうひとりの人格・リカを宿しているようで、同大会では、ギルダン自身は優勝できる実力があったものの、決勝戦でリカが突然遊びたくなり、ギルダンがそれに同意。主導権を譲った結果、準優勝という成績となった。

 ギルダンは卓越した戦闘技巧を持ち、性格も明るくユーモアがあるが、もうひとりの人格であるリカを甘やかしすぎるところがある。リカ自身は毒舌家で、それはプレイヤーである団長に向けられることも。失礼な行動は、本来の体の持ち主であるギルダンが制止できるはずだが、それを止められないため、リカが本当の体の持ち主ではないかともささやかれている。
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ニューノ(声:小林桂子)

  • 勢力:聖晶王城、職業:援護
 優しくて恥ずかしがり屋の女の子であるニューノ。彼女に対しては、どんなに横暴な人でも、思わず声を小さくして、驚かせないように気をつける。

 見習い踊り子でもあり、彼女のダンスはまだ素朴だが、観る人すべてを深く感動させる力を持つ。それは、彼女が見せるのが巧みな技巧ではなく、魂から生まれる力強い生命力であり、それが律動の中で漂い、万人に伝わるからだ。
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朔月(声:對馬千紗)

  • 勢力:黎明の境、職業:星使
 幽夜に消えそうな薄い月光のようで、冷たく儚く壊れやすい雰囲気を感じさせる女性。“俗世の穢れを知らない仙女”とも評される。

 しかし実際には、彼女は“冷たく儚い”のではなく、むしろ熱い心を持っていると言われている。賑やかな街の露店を端から端まで歩き回ったり、熱々の屋台料理を端から端まで食べたり、彼女は俗世間の喧騒に対して大いなる熱意を持っている。

 朔月の心は無垢な子どものようで、目に映るものすべてに善意と好奇心を持ち、試してみたいと渇望している。しかし、人が彼女をそう定義しようとすると、彼女は万家の灯火の中で疎遠な一面を見せる。まるで水中の月、鏡中の花のようで、この世界に属していないように見え、さらには人間界にさえも属していないように見える。
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チンウー(声:嶋凛花)

  • 勢力:黎明の境、職業:星使
 オスファール商業エリア南部でもっとも有名な露店の店主。わがままな風水達人であるチンウーは大きな注目を集めている。

 彼女が処理した北部の富豪一家がつぎつぎと不幸に見舞われた家は、400万クレオで売られた。彼女が運勢を変えた西部の店舗は、2週間連続でもっとも人気のある店となった。彼女が売った風水の開運グッズを身につけていると、腰や足の痛みが消え、暗記力も向上すると言われている。

 このような不思議な人物だが、劇団と団長に強い興味を示している。チンウーとの関わりによって、彼らの旅がどのような運命をたどるのか注目される。
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豊富なキャラクターたちも持て余すことなく活用できる“共鳴”システム

 個性的なキャラクターを戦況に応じて使い分けるのが重要な本作。そのため、さまざまなキャラクターを育成しておく必要があるが、育成が重くならないようにプレイヤーに配慮されたシステムになっているのが大きな特徴。

 それが、“共鳴”システム。主演キャストと候補キャストに分かれており、主演キャストに配置されたキャラクターの最低レベル、覚醒状態、戯曲レベルが共鳴の基準値となり、候補キャストに配置された星選者はこれらの数値に調整される。そのため、新しく配置された星選者も、レベル0からすぐに実戦で活躍できる状態までに成長させることが可能だ。
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 そのほか、キャラクターの好感度システムも。好感度を向上させることで、星選者のエピソードを解放。愛着の沸いたキャラクターのことをとことん深くまで知ることができるのはうれしい点だ。
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“ゴーファー劇団”の冒険が楽しみ

 カジュアルながら戦略性のあるバトルと、豊富なコンテンツ、そして綿密な世界観のもと、劇団の巡演がテーマのユニークな物語が味わえる『イルシール』。正式リリースの時期はまだ不明だが、今後の情報を楽しみに待とう。



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集計期間: 2025年05月01日12時〜2025年05月01日13時