DC『バイオハザード コード:ベロニカ』25周年。クレアとクリスの兄妹が新たな事件に挑む。宿敵ウェスカーの再登場にも驚かされた【今日は何の日?】

byウワーマン

DC『バイオハザード コード:ベロニカ』25周年。クレアとクリスの兄妹が新たな事件に挑む。宿敵ウェスカーの再登場にも驚かされた【今日は何の日?】
※本記事は、2024年2月3日にアップした記事を再編集したものです。

『バイオ3』からあらゆる要素が圧倒的に進化したサバイバルホラー

 2000年(平成12年)2月3日は、ドリームキャスト版『バイオハザード コード:ベロニカ』が発売された日。本日で発売から25周年を迎えた。

 『バイオハザード コード:ベロニカ』は、カプコンから発売されたサバイバルホラーゲーム。現在も続く『バイオハザード』シリーズの4作目に当たる作品だ。いままでのパニックホラー調とは少々異なり、人間のドロドロとした部分を描いた愛憎劇のような要素が取り入れられ、心理的に訴えかけるサイコホラー色が強くなっているのが大きな特徴。そのためか根強い人気があり、本作がとくに好きというファンも多いと思う。
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 当初はドリームキャスト独占だった本作。ナンバリングされておらず紛らわしいが、外伝などではなくてれっきとした正史扱いと言っていいだろう。時系列的には『バイオハザード3 LAST ESCAPE』から約3ヵ月後の1998年12月に起きた事件となっている。

 行方不明になった兄クリスを探すため、妹のクレアが単身でアンブレラ研究所に乗り込むのだが、捕らえられて南米の孤島“ロックフォート島”の刑務所へ移送されたところから物語はスタート。しかし、程なく島は謎の部隊に襲撃されてT-ウイルスが漏洩し、バイオハザードの憂き目に見舞われてしまう。果たしてクレアは無事、島から脱出できるのか……!? というのが序盤のストーリーだ。

 ここまで聞いてピンときた人はかなりの『バイオ』通。じつはこの展開、2015年発売の『バイオハザード リベレーションズ2』でもオマージュとして描かれている。同作をプレイした際に、思わずにやりとしてしまった人も少なくないはずだ。
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 ゲーム本編が前半と後半にしっかり分かれた構成になっているのもユニークなポイント。前半の主人公はクレア・レッドフィールド、後半はクリス・レッドフィールドと兄妹をそれぞれ操作していくのがおもしろかった。ゆえにストーリーのボリュームが半端ではなく、隠し要素のアンロック条件が“5時間以内にクリアー”となっているのもちょっとした珍事と言えよう。ほかのシリーズ作品が基本“3時間以内にクリアー”なので、無限ロケットランチャーの取得はなかなかたいへんだったのではないだろうか。

 『コード:ベロニカ』では背景も含めてすべてがポリゴン化。『バイオ3』までは視点が固定されたものだったが、本作からはカメラを自由に動かせるように変更された。以降の本編シリーズではすべてカメラを自由に動かせるので、本作が大きな転換点となったんじゃないだろうか。

 宿敵とも言えるキャラクター“アルバート・ウェスカー”が初代
『バイオ』以来、本編に登場してきたことも印象深い。とくに2001年3月22日に発売された『バイオハザード コード:ベロニカ 完全版』ではウェスカーが超人的な力を有していて、当時大きな話題となったので覚えている人も多いだろう。
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『バイオハザード コード:ベロニカ 完全版』
 何せ残像を残すほどのスピードで壁を走り抜けたり、ボスクリーチャーと素手で殴り合うなど、完全に人間をやめていたので大いに驚かされた……というか、思わず笑ってしまうほどだった。無印の『コード:ベロニカ』では確かボスクリーチャーからあっさり退散していたので、印象の変わりっぷりがすさまじい。以降のシリーズ作でもウェスカーは主人公たちの前に立ちはだかることになる。
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