エンディングのエビス丸にビックリ!
義賊のゴエモンを主人公としたアクションが魅力の『がんばれゴエモン』シリーズは、江戸時代を舞台にした和風な世界観が特徴。第2作となる本作は、青地の忍び装束と関西弁がトレードマークのエビス丸が登場します。エビス丸はステージクリアー時にゴエモンがばらまいた小判を意地汚く拾おうとする、ひょうきんで愛すべきキャラクターでした。また、登場する敵キャラクターもコミカルなものが増え、にぎやかで楽しい『がんばれゴエモン』シリーズの雰囲気を決定付けましたね。
前作より短い全10ステージの構成ですが、肥前エリアの背景に熊本城と阿蘇山が見えたり、土佐エリアに土佐犬が出現したりと、各エリアのご当地ネタが豊富に用意されており、魅力が濃縮されていました。飯屋のアイテムも“かすてえら”や“ういろう”などのご当地食品が出てくるのでプレイしていてお腹が空きましたね。
ちなみに、昭和64年は1月1日から7日の1週間しかなかったため(※)、昭和64年に発売されたタイトルはファミコンを含めた全ハードで『がんばれゴエモン2』と『スペースハリアー』、『100万$キッド 幻の帝王編』の3本のみとなり、かなりレアな1本と言えます。