Sensor Towerは、スマホ向けゲームにおけるクラフト/タイクーン(経営シミュレーション)系タイトルに関する統計を発表した。
分析によれば、『ドラえもんのどら焼き屋さん物語』は2024年9月のスマホ版リリース後1ヵ月間、『マインクラフト』や『スイカゲーム-Aladdin X』と並び有料ダウンロードランキングで3強に入っていたという。
また、経営シミュレーションを数多く手掛けるカイロソフトが大きな存在感を放っていると評価。日本市場での同ジャンルにおいて、カイロソフトが国内パブリッシャーとして唯一トップ5に入っているとの統計を明らかにした。
以下、リリースを引用クラフト/タイクーンジャンルで存在感が際立つカイロソフト、新作『どら焼き屋さん物語』は平均評価4.8以上
ドット絵のグラフィックを活用してさまざまなテーマのモバイルクラフト/タイクーンゲームをリリースしているカイロソフト。同ジャンルにおける同社の存在は際立っており、新作の『ドラえもんのどら焼き屋さん物語』(モバイル版)も好調な滑り出しをデータから確認できます。
Minecraft、スイカゲームとトップ3を競うどら焼き屋さん物語、同作の星5評価は90%以上
東京に本社を置くゲーム会社のカイロソフトは、多数のモバイルゲームをリリースしています。ドット絵を駆使したグラフィックを活用し、さまざまなテーマのモバイルクラフト/タイクーンゲームがあります。
Sensor Towerのデータによると、過去2年間(2022年11月から2024年10月)の日本におけるモバイルタイクーン/クラフトゲームのパブリッシャー別ダウンロード数で、カイロソフトは3位となっています。
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上記のグラフからもわかるとおり、トップ5中でカイロソフトが唯一の日本パブリッシャーです。また、トップ5中のパブリッシャーが無料プレイのモバイルゲームを中心にしているのに対し、カイロソフトのモバイルゲームは有料のものも複数あります。
Sensor Towerのデータによると、過去2年間の日本におけるパブリッシャー別有料モバイルゲームランキングで、カイロソフトは5位に入っています。
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8位には2024年1月にモバイル版『スイカゲーム-Aladdin X』をリリースしたXGIMI LIMITEDが入っています。本作はSwitch版で人気に火がつき、モバイル版も好調に推移しています。
モバイルタイクーン/クラフトゲームで確固たるポジションをキープしているカイロソフトは、2024年9月に新作タイトル『ドラえもんのどら焼き屋さん物語』をリリースしました。同作はモバイル版より前にSwitch版が2024年8月にリリースされ、12月にはPC版もリリースされました(以下、モバイル版の内容です)。
『ドラえもんのどら焼き屋さん物語』は、『ドラえもん』の作者である藤子・F・不二雄の生誕90周年を記念したタイトルで、同氏がこれまで手掛けてきた作品のキャラクターがゲーム内に多数登場します。
Sensor Towerのデータによると、『ドラえもんのどら焼き屋さん物語』はリリース直後から好調に推移しており、日本のApp Storeにおける有料モバイルゲームダウンロード数ランキングでリリースから1ヵ月間トップ3圏内を維持しています。
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同期間の日本におけるモバイル有料ゲームでは、『Minecraft』『スイカゲーム-Aladdin X』と同作の3強状態となっていることがわかります。『ドラえもんのどら焼き屋さん物語』は、ユーザー評価もかなり高く、2024年10月末時点で1,800件以上の評価があり、星5評価が90%以上、平均評価4.8以上となっています。
どら焼きやさん物語は韓国、台湾、アメリカが上位の海外市場、同作はカイロソフトのモバイルゲーム別収益シェアにおいても急拡大
多数のモバイルゲームをリリースしているカイロソフトですが、日本のみならずグローバル展開をしており、『ドラえもんのどら焼き屋さん物語』も該当します。Sensor Towerのデータによると、同作リリースの1ヵ月間(2024年9月23日から10月22日)の市場別ダウンロード数シェアは、日本が50%以上を占めてトップです。
収益でも日本はトップで60%を占めています。『ドラえもん』IPは海外でも広く知られているため、2位は韓国で収益シェア10%以上、3位は台湾・アメリカと続きます。
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同作がリリース直後から好発進をした要因として考えられることはなんでしょうか。『ドラえもん』IPの強力さのみならず、多数の要因があります。先にも説明したとおり、同作には藤子・F・不二雄がこれまで手掛けてきた作品から多数のキャラクターが登場することが挙げられます。
また、ゲームとしての完成度も挙げられます。低難易度のタスクが次々と押し寄せ、達成と報酬が絶え間なく続き、ゲームのやめどきがわからなくなるほどです。これはSwitch版リリース時にもSNSなどで見かけた感想です。モバイル版のユーザーレビューでも「時間が溶ける」「時間泥棒」など、プレイを始めて同作に熱中している様子がうかがえます。
Sensor Towerのデータによると、2024年1月から10月までの日本におけるカイロソフトのモバイルゲーム別収益シェアでは、『ドラえもんのどら焼き屋さん物語』が約20%と急速にシェアを伸ばしており、同社を代表するモバイルゲームになる可能性が確認できます。
Sensor Towerのモバイルアプリインサイトのユーザーは、過去のパフォーマンス指標に加えて、アプリ収益とアプリダウンロード数の推定値を見ることができます。本レポートのSensor Towerの収益予測は、App StoreおよびGoogle Playからのもので、ユーザー総消費額を表しています。
また、データにはサードパーティのAndroidマーケットデータは含まれておらず、App StoreもしくはGoogle Playアカウントの初回ダウンロードのみ集計しています。同じアカウントが他のデバイス、もしくは同じデバイスで行った重複ダウンロードは集計に含まれていません。ダウンロードデータは同じアプリの異なるバージョンもまとめて集計しています(例:FacebookとFacebook Lite)。