
触れるほどに体感するゲームの“未来”
PS5は、ソニー・インタラクティブエンタテインメントから発売された据え置き型ゲーム機で、言わずと知れたプレイステーションシリーズの最新機種。PS4のときは海外が数ヵ月先行して発売される自体となったが、本機は日本を含めた7ヵ国で2020年11月12日に発売された。
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驚きを禁じ得なかったのはやはりその形状。いままでとは打って変わった流線型の未来的なデザインに衝撃を受けたのは筆者だけではないはずだ。パッと見た感じがシャープの空気清浄機に見えないこともなく、後日ツイッターでトレンド入りしていたのも記憶に新しい。通常版のほか、Blu-rayのディスクドライブが存在しない“デジタル・エディション”も同時発売されるとあって、ついにディスクレスの時代がきたかと思ったものだった。
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DualSense(デュアルセンス)と名付けられた新たなワイヤレスコントローラーは、既存のデュアルショックとは名称もデザインも一新されたデバイスだ。やはり初めて触れた際に誰もが感嘆するのは“ハプティックフィードバック”という次世代のフィードバック機能だろう。
ゲームの状況に合わせてコントローラーが振動するのは変わらないが、たとえば主人公が砂の上を歩けばその柔らかさが伝わり、金属の上を歩けばコツコツとした硬さが伝わるといった具合。にわかには信じがたかったが、視覚から入ってくる情報と相まって筆者も実際にそのように感じてしまったのだから恐れ入る。さまざまなサウンドがデュアルセンスから流れる点もゲームの没入感を高めてくれる。
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PS2からPS3、PS3からPS4などに移行したときは驚きつつも正当な進化という感じが強かったが、PS5への移行はゲームの新時代を感じさせるのに十分な驚きが満載だったのではないだろうか。3Dオーディオによる立体的な音響もなかなかにイカしている。
発売約10ヵ月後となる2021年9月には国内販売台数が100万台を突破。世界規模の話をすると、2021年7月18日の時点で販売台数は1000万台を突破し、今年(2024年)の実売台数は5600万台に到達した。
つい先日の11月7日には、“プレイステーション5 Pro(PS5 Pro)”が発売された。現行PS5のGPUと比較するとコンピュートユニットの数が67%増加。GPUメモリも28%の高速化を実現している。また、同日にはプレイステーションシリーズの30周年を記念した“プレイステーション 30周年アニバーサリー コレクション”が発売。初代プレイステーションのロゴや配色を現行機のプレイステーション5(PS5)に落とし込んだ、懐かしいデザインの数量限定特別モデルだ。