本記事では、担当ライターがサービス9年目に突入した本作の思い出を懐かしみつつ、最新イベントの詳細を紹介。これを機に復帰&新規に始めてほしい理由についても語る。
リリースから8年、『ポケモン GO』に「ダイマックス」がついに登場!
『ポケモン GO』のリリースは、2016年7月6日(日本では7月22日)。人々は街にくり出し、現実世界でポケモンを探し、捕まえる冒険に出た。街中や公園などはスマホを片手に「モンスターボール」を投げるプレイヤーたちで埋め尽くされ、その熱狂的な人気ぶりは社会現象となったほどだ。
世界中で大ブームとなり、各国の著名人もプレイしていると話題になった。個人的に記憶に残っているのはスーパースターのニュース。
アメリカ・ニューヨークのセントラルパークでは当時かなり珍しかった「ギャラドス」が突如出現して大量のプレイヤーが押し寄せた。そこへカナダ出身のミュージシャンで世界的スーパースターがボディガードに囲まれながら登場。彼ほどのスターが大衆に見つかれば大騒ぎになること間違いなしだが、プレイヤーたちは「ギャラドス」に夢中でその存在には気付かず、問題なくプレイできたというものだった。
そんなリリース直後の熱気がやや落ち着いてきたかと思われた翌2017年6月23日には「レイドバトル」が実装され、ブームが再燃。レイドに挑戦するプレイヤーたちが大量に出現した光景はいまでも忘れられない。
「レイドバトル」が発生しているジムの周りで、スマホ画面を連打していたり明らかに「モンスターボール」を投げる動作をしていたりするので、見ればすぐにプレイヤーだとわかった。もちろん筆者もそのひとりだったわけだが。
さて現在の『ポケモン GO』はあのころから何度も何度もアップデートを重ね、よりおもしろく、より遊びやすく進化してきた。リリース時は「カントー地方」のポケモンだけが登場していたが、いまでは「ヒスイ地方」や「パルデア地方」のポケモンも一部登場し、ぜんぶで871種類(2024年10月時点)のポケモンが登場している(『ポケットモンスター』シリーズ全体では1025種類)。
そして2024年9月3日には新たに大型アップデートが行われ、新シーズン「マックス・アウト」がスタート。『ポケットモンスター ソード・シールド』の舞台である「ガラル地方」のポケモンに焦点があてられ、ポケモンが巨大化する現象「ダイマックス」が『ポケモン GO』でもできるようになった点が最大の特徴だ。
「マックスバトル」に参加するには、「パワースポット」で集められる「マックス粒子」が必要だ。また「スペシャルリサーチ」の「巨大化のナゾ」を完了することで、「ダイマックス」できる「ウールー」がゲットできる。そしてその「ウールー」とともに「サルノリ」、「ヒバニー」、「メッソン」など難易度の低い「マックスバトル」に挑戦し、「ダイマックスポケモン」たちをたくさん捕まえて育成していくという流れになる。
【マックスマンデー】毎週月曜日に「ダイマックスポケモン」を捕まえよう!
「マックスマンデー」は11月11日から開催される。現在判明している開催日程と登場するポケモンは以下の通りだ。
- 11月11日:ダイマックスヒトカゲ
- 11月18日:ダイマックスモグリュー
- 11月25日:ダイマックスフシギダネ
- 12月2日:ダイマックスゼニガメ
この機会にぜひゲットしておきたいところ。
なお、「マックスマンデー」はその後も続く。以降の登場するポケモンについては、その都度公式サイトやSNSなどで確認してほしい。
8周年を迎えた『ポケモン GO』。じつは復帰&新規で始めるにはいいタイミングかも
新シーズン「マックス・アウト」がスタート!
「モンスターボール」の種類が増えつつある
これは長年変化のなかったことなのだが、変化が起きたのは2022年7月。「ウルトラビースト」が登場するイベントにて、「ウルトラビースト」を捕まえるときにのみ使用できる「ウルトラボール」が実装された。2023年には入手条件はかなり限定されているものの、「マスターボール」が登場した。
そして2024年、8周年記念イベントで再び「ウルトラビースト」が登場したため「ウルトラボール」も再登場。さらに11月16日、17日に福岡で、23日、24日には全世界で行われる予定のイベント「Pokémon GO ワイルドエリア」では、「GOサファリボール」が登場する予定となっている。
もちろんこれは個人の好みの話で、筆者の友人には必ず「プレミアボール」でポケモンを捕まえるというこだわりを持つ者もいるし、当然それがおかしいとも思わない。とくに直近に「GOサファリボール」が実装されるイベントが控えており、参加予定の人はきっと楽しみなはず。
このように、『ポケットモンスター』シリーズだけでは捕まえるのが難しい貴重なポケモンをたくさん集められるというのも『ポケモン GO』の大きな魅力だと思う。
アップデートが実施されたバトルは、いまがはじめ時
『ポケットモンスター』シリーズでもそうだが、対戦はいわゆるメインコンテンツではなく、やらなくても通常のプレイに支障は出ない。ただ、それでも夢中になる人がたくさんいるくらい、シンプルにおもしろいコンテンツだと言えると思う。
もちろん育成の効率に差は出るだろうし、環境が変化しても変わらず強いポケモンもいると思うのでまったく同じスタートラインに立てるわけではない。が、「対戦にも興味はあるけどやる機会がなかった」という人にはいいタイミングなのではないかと思う。
いろいろと語ってしまったが、先に述べた通り『ポケモン GO』はマイペースに遊べる点が大きな魅力になっていると思う。ふとしたときに起動して、その場にいるポケモンを捕まえたりポケストップを回したり。普段はそれくらいでも十分に楽しめる。
そしてイベントの開催に合わせて、がっつりプレイしてみるのがおすすめ。オフラインでプレイヤーが集まるのが『ポケモン GO』のおもしろいところ。「いまここに集まっている人たち、みんな『ポケモン GO』をプレイする仲間なんだ」と感じられるあの体験はなかなか味わえないものだ。
直近では、先ほど紹介した「マックスマンデー」。そして、とくに「Pokémon GO ワイルドエリア」のイベントではそうした一体感を存分に感じられるはずだ。これを機に改めてプレイする人は、新しい要素を楽しめる『ポケモン GO』を始めてみてはいかがだろうか。