『ポケットモンスター ハートゴールド・ソウルシルバー』15周年。名作『ポケモン 金・銀』をニンテンドーDSでリメイク。付属の“ポケウォーカー”でポケモンとお出かけ【今日は何の日?】

byウワーマン

『ポケットモンスター ハートゴールド・ソウルシルバー』15周年。名作『ポケモン 金・銀』をニンテンドーDSでリメイク。付属の“ポケウォーカー”でポケモンとお出かけ【今日は何の日?】

10年の時を経て蘇った初期の名作

 2009年(平成21年)9月12日は、ニンテンドーDS用『ポケットモンスター ハートゴールド・ソウルシルバー』が発売された日。本日で発売から15周年を迎えたことになる。

 『ポケットモンスター ハートゴールド・ソウルシルバー』は、株式会社ポケモンから発売されたRPG。1999年11月21日に任天堂から発売された『ポケットモンスター 金・銀』を10年の時を経てリメイクしたバージョンとなっている。

 『ポケットモンスター 金・銀』のシナリオをベースにすべてのシーンのデザインを一新。オリジナル版にはなかった要素も多数追加されていたので、すべてのプレイヤーが気分を新たに遊べたのではないだろうか。

 最初にもらえるポケモンは、やはりヒノアラシ、ワニノコ、チコリータの3匹。パッケージを飾る伝説のポケモンも同様にホウオウとルギアだったが、より力強さを感じるような絵柄になり、パッケージを並べると2匹が相対するような構図に変更された。
広告
[IMAGE]
 本作の舞台となるのは、ジョウト地方。『ポケットモンスター ファイアレッド・リーフグリーン』の3年後の物語で、プレイヤーはワカバタウンに住む主人公となって最強のポケモントレーナーを目指しながら、かつての敵“ロケット団”と再び対決することになる。

 主人公が殿堂入りした後には、『ポケットモンスター ファイアレッド・リーフグリーン』の舞台でもあったカントー地方へも行き来が可能。カントー地方のポケモンを捕まえたりポケモンジムに挑戦できたりするのはうれしかった。

 『ポケットモンスター 金・銀』のときは存在しなかった新しいポケモンが出現するようになったのもありがたく、『ポケットモンスター ハートゴールド』ではカイオーガが、『ポケットモンスター ソウルシルバー』ではグラードンが出現。条件を満たすことで両バージョンともレックウザが出現したのはとくにうれしかった覚えがある。

 フィールド上でポケモンの連れ歩きも可能で、本作からはすべてのポケモンが対象になったのが最高だった。身体の大きいポケモンが呼び出せない場所もあった気がするが、伝説のポケモンのような特別なポケモンも連れ歩けるのは気持ちがよかったんじゃないだろうか。
[IMAGE]
 画期的だったのはモンスターボールをモチーフにした“ポケウォーカー”と呼ばれる歩数計がソフトに同梱されていた点。表側には液晶画面と3つのボタンが付いていて、歩数計単体でもミニゲームを楽しむことができたのだから凄い。しかも赤外線通信機能を有しており、ポケウォーカーどうしの通信で道具を手に入れることも可能だった。

 もちろんゲーム本編と連動させる要素もあり、捕まえたポケモンをポケウォーカーに連れ出しておでかけするなんてユニークな遊びもできた。歩数に応じてなつき度が上がったり経験値を獲得できたりもしたので、ポケウォーカーをズボンなどに取り付けてウォーキングやジョギングをした人もいたはずだ。

 筆者は運動はしなかったが週刊ファミ通編集部への行き帰りなどで歩数を稼いだ覚えがある。おでかけしたポケモンを戻すと、おでかけの内容に応じた日記を読めたので毎回のお楽しみになっていた。
[IMAGE]
 オリジナル版はゲームボーイおよびゲームボーイカラー用ソフトだったため、ビジュアル面のパワーアップも顕著だった。ゲームボーイアドバンスを飛び越えてニンテンドーDSまで進化したのだから当然ではあるけれど、じつに感動的だった。とくにバトルシーン、道路や街なかといったフィールドは段違いの変化を感じられたはず。

 ポケスロンドームで行われる新競技“ポケスロン”は、ポケモンたちとスピード、パワー、テクニック、スタミナ、ジャンプを競うスポーツの祭典。最大4人までのマルチプレイもできたので、友だちと競い合った人もいたのでは。

ポケットモンスター ダイヤモンド・パール』から実現したニンテンドーWi-Fiコネクションを利用した通信コードなしの対戦・ポケモン交換も健在。確か筆者は“GTS”を介しての全世界のトレーナーとの交換を毎日利用していた気がする。
[IMAGE][IMAGE]
 『ポケットモンスター』関連の最新作としては、『ポケモンレジェンズZ-A(ゼットエー)』が2025年に発売予定。これは『ポケモンレジェンズ アルセウス』に続くシリーズなので大いに期待したいところだ。
      この記事を共有

      本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります

      週刊ファミ通
      購入する
      電子版を購入
      特設・企画