どんなニュースを支持するか、支持しないかによって“視聴者注目度”と“スポンサー満足度”が変化。必ずしも一致しないこれらのポイントを意識して、ちょうどいいバランスで“忖度”を働かせなければ、すぐに番組を解雇されてしまうのだ。
「汚職に塗れた世の中をコメントで斬るぞ!」と意気込むプレイヤーもいるかもしれないが、家族を養うためにこの仕事を長く続けたいのであれば、「スポンサーが喜ぶのはどんなコメントなのか?」と考えたほうが身のためだろう。また、芸能人のゴシップネタをセンセーショナルに取り扱うのも、視聴者の注目を手堅く集めるためには有効だ。
なお、本作は試遊版がunityroomでプレイ可能だ。開発途中のバージョンであり、製品版ではここからさまざまな仕様がブラッシュアップされていくと思われるが、“思ってもいないことを言わざるを得なくなる”怖さの一端は、プレイを通して垣間見ることができる。気になる人は、ぜひプレイしてみてほしい。
一級建築士と高校生プログラマー(当時)の出会いが生んだ社会風刺ゲーム
年齢の離れているヒヅメ氏と手羽先氏は九州で行われた『マインクラフト』のイベントで出会い、意気投合。この出会いがテバサキゲームズ誕生の切っ掛けだったという。手羽先氏はヒヅメ氏と出会った当時からこの春まで、高校生だったというから驚きだ。
TIGSへ出展した時に遊んでくれた方からのフィードバックを取り入れ、世論操作系報道ノベルゲーム「コメンテーター」に緊急速報機能を追加しようとしています。
— テバサキゲームズ (@tebasakigames) August 30, 2024
予定外のニュースであっても的確なコメントを選択できる瞬発力が問われるようになりますね。 pic.twitter.com/kD6PSmzbD0
本作は9月26日(木)~29日(日)に開催される東京ゲームショウ2024にも出展されるとのこと(一般公開日は28日と29日)。社会風刺的なメッセージ性を込めたインディーゲームを作り上げようとしているテバサキゲームズが気になった人は、今後の動向も要チェックだ。