猫塚きてぃのおすすめゲーム
『スイカゲーム』
- 対応ハード:Nintendo Switch、iOS、Android
- 発売日:2021年12月9日発売
- メーカー:Aladdin X Inc.
- 価格:各240円[税込]
- 『スイカゲーム』公式サイト
- 簡単なルールと深いゲーム性
- 時間を奪われるほどの中毒性
- スイカを作る達成感と気持ちよさ
時間潰しのつもりが、時間泥棒になっていた沼ゲー
多くの人はご存じかと思うが、本作は照明一体型3in1プロジェクターpopIn Aladdin シリーズ(現在のAladdin Xシリーズ)内蔵のミニゲームだったのだが、「本作をきっかけにプロジェクターブランドを知ってもらえる日がいつか来れば」というメーカーの想いから、Switchやスマホに移植された珍しい経歴の作品なのだ。現在は驚異の950万ダウンロードを突破。240円という低価格と幅広い層が楽しめるゲーム性で、大ヒットを巻き起こした。
そんな本作のルールはいたってシンプル。限られたボックスの中で、同じ種類のフルーツを合わせて、徐々に大きくしていくだけ。そして最終シンカとなるスイカを目指すというものだ。ボックスから溢れてしまうとゲームオーバーとなり、その時点で終了となる。簡単そうに聞こえるかもしれないが、実際にプレイしてみるとこれがかなり難しい。プレイする前は筆者も「こんなの簡単だろ。人間を舐めるなよ果物」とイキっていたが、スイカまでなかなか到達できず、いまではフルーツ恐怖症になっている始末。
シンカさせたいフルーツどうしのあいだに邪魔なフルーツがいたり、シンカの衝撃でフルーツが弾け飛んだり、欲しいフルーツがこなかったり……。毎回、痒いところに手が届かないようでムズムズするのだ。その分スイカまでたどり着いたときの達成感と気持ちよさは異常。この瞬間のために、ひたすらプレイしてしまうのである。筆者は未達成だが、最難関のダブルスイカを作ってスイカを消せた暁には、おそらく鼻から溶けた脳みそが出てくるほど気持ちいいに違いない。
とにかくこのスイカを作るまでの絶妙な難度がクセになるのだ。空き時間などに暇つぶし感覚でプレイしていたつもりが、気づいたら1時間ぶっ通しでプレイしているなんてことも当たり前。Switchのほか、いまはスマホでもお手軽にプレイできるので、未プレイの方はぜひスイカ沼にハマってみてほしい。