スクエニが2025年3月期第1四半期の決算を発表、営業利益は前年比250%増。MMOや出版が好調で増益に

スクエニが2025年3月期第1四半期の決算を発表、営業利益は前年比250%増。MMOや出版が好調で増益に
 スクウェア・エニックス・ホールディングスは、2025年3月期第1四半期の連結決算を発表した。

 第1四半期連結累計期間(4月1日~6月30日)の売上高は699億円(前年同期比18.4%減)、営業利益が100億円(250%増)、経常利益が152億円(66.7%増)となった。

 デジタルエンタテインメント事業は、前年同期比で減収となったが、開発費の償却負担や広告宣伝費が減少したことで黒字転換したことを発表。MMOタイトル、アミューズメント事業、出版事業において、前年同期比で増収増益となった。

 また、スマートデバイス・PCブラウザ向けタイトルとライツ・プロパティ等事業も、前年同期比で減収となったが、運営費用の最適化や商品別における売上構成比の変化等により、増益となったことを明かした。

広告
以下、リリースを引用

株式会社スクウェア・エニックス・ホールディングス 2025年3月期第1四半期連結決算のお知らせ


株式会社スクウェア・エニックス・ホールディングス(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:桐生隆司、以下当社)は、本日、2025年3月期第1四半期の決算発表を行いましたのでお知らせいたします。

財務ハイライト


第1四半期連結累計期間(4月1日~6月30日)

  • 売上高(百万円)
2025年3月期第1四半期:69,915
2024年3月期第1四半期:85,669
前年比:△18.4%

  • 営業利益(百万円)
2025年3月期第1四半期:10,844
2024年3月期第1四半期:3,097
前年比:250.1%

  • 経常利益(百万円)
2025年3月期第1四半期:15,297
2024年3月期第1四半期:9,178
前年比:66.7%

  • 親会社株主に帰属する四半期純利益(百万円)
2025年3月期第1四半期:10,620
2024年3月期第1四半期:6,300
前年比:68.6%

  • 1株当たり四半期純利益(百万円)
2025年3月期第1四半期:88.52円
2024年3月期第1四半期:52.61円
前年比:-

ご参考:通期(4月1日~3月31日)

  • 売上高(百万円)
2025年3月期計画:310,000
2024年3月期:356,344
前年比:△13.0%

  • 営業利益(百万円)
2025年3月期計画:40,000
2024年3月期:32,558
前年比:22.9%

  • 経常利益(百万円)
2025年3月期計画:40,000
2024年3月期:41,541
前年比:△3.7%

  • 親会社株主に帰属する当期純利益(百万円)
2025年3月期計画:28,000
2024年3月期:14,912
前年比:87.8%

  • 1株当たり当期純利益(百万円)
2025年3月期計画:233.52円
2024年3月期:124.37円
前年比:-

詳細な情報は、本日開示の
決算短信をご参照下さい。


2025年3月期第1四半期の概況は次のとおりです。

デジタルエンタテインメント事業は、HD(High-Definition)ゲームにおいて「FINAL FANTASYXVI」、「ファイナルファンタジー ピクセルリマスター」等を発売した前年と比較して、新作タイトルからの売上が減少したことにより、前年同期比で減収となりました。一方で、開発費の償却負担や広告宣伝費が前年から減少したこと等により、黒字転換となりました。

MMO(多人数参加型オンラインロールプレイングゲーム)は、前年同期比で増収増益となりました。

スマートデバイス・PCブラウザ等をプラットフォームとしたコンテンツにおいては、既存タイトルの弱含み等により前年同期比で減収となったものの、運営にかかる費用の最適化により増益となりました。

アミューズメント事業においては、既存店売上高が前年を上回ったことにより、前年同期比で増収増益となりました。

出版事業においては、コミックス全般の販売好調により、デジタル販売及び紙媒体の販売が前年を上回った結果、前年同期比で増収増益となりました。

ライツ・プロパティ等事業では、有力IPにかかる新規キャラクターグッズの販売が前年を下回ったこと等によって、前年同期比で減収となったものの、商品別における売上構成比の変化等により増益となりました。

この記事を共有

本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります