ガションガションと動きまわる多脚移動要塞を奪ったパーツで強化し、そびえ立つ“壁”の向こうを目指す……スイスのインディースタジオlauflaufによる『Castle Come』(キャッスル・カム)は、そんなロマンあふれるローグライクアクションゲームだ。
対応プラットフォームは家庭用ゲーム機およびPCで、2025年第2四半期の展開を予定。関係者によると、日本語対応および家庭用板の日本向けの発売も予定しているという。
ゲームとしては2.5Dの探索アクションゲームとなっており、クウォータービューで探索していき、戦闘中には鉄拳シリーズにインスパイアされたという横視点寄りのモードに切替可能。サイドステップなどを使いながらバトルするという形になっている。
プレイヤーの目的は、巨大な壁で区切られた各ゾーンの奥へと進んでいくこと。壁の向こう側に行けるのはそのゾーンで最大の機体だけというルールがあるため、まずは手近なパーツを集めて自機を組み、探索&バトルで回収したパーツで強化を行い、クルーを追加して、よりデカく強力な機体を組み上げていくのだ。
また本作のローグライク要素として、撃破された際の機体の残骸を利用できたり、以前のプレイで守った一軒家が後に集落へと発展するといったこともあるとか。
戦闘モードに入ると鉄拳シリーズからインスパイアされたというサイドビュー寄りの2.5Dアングルに移行し、サイドステップなどを使って機敏に戦えるようになる。
拾ったパーツや乗組員を追加し、強化していく。
ちなみに鉄拳以外にも日本の作品から影響を受けているそうで、公開されているトレイラーで何かピンときた人もいるかもしれないが、アニメーターのBerkant Dumlu氏によるトレイラーのアニメシーンなどはアニメ版の『鉄コン筋クリート』の独特なアートスタイルを参照しているらしい(公式サイトやトレイラーのラストもなぜか日本のテレビ番組の提供クレジット画面風のデザインになっている)。
そのほか人々が暮らす自然描写などはスイスのエンガディン地方やベルナー・オーバーラント地方から、そこにオーバーテクノロジーなロボ技術がミックスされた世界観などはSF作品から、そのほかにも地元チューリッヒのクラブ文化などからタイポグラフィのテイストを取り込んでいるという。
世界観は謎のルールによって縛られた廃墟世界っぽい感じ。過去にやられてしまった際のパーツなどが残骸として残ったり、守った家が村へと発展することもあるらしい。
目標はそのゾーンで最大のマシンを組み上げ、ゲートでの審判をクリアーして通過すること。