プレイステーション5(PS5)は前四半期で450万台、2023年度通期で2080万台を売り上げた。累計販売台数は5920万台と、プレイステーション4(PS4)の累計販売台数6000万台に届く勢いを見せている。なお、2024年度のPS5販売台数は1800万台程度を見込んでいるという。
ソフトウェア面では『ヘルダイバー2』が期待を上回る大ヒットを記録しており、12週(2月~5月初旬まで)の累計販売本数は1200万本。PS5向けとPC向けの合算では『God of War Ragnarok』の同期間記録を上回っている。PC向けタイトルとして過去最大のヒット作とのこと。
6月4日にBungieから発売する拡張コンテンツ『Destiny 2 : The Final Shape』やFirewalk Studiosから発売予定の『Concord』など、ライブサービスゲームにも期待がかかる。なお、Bungieを含む買収関連費用は約520億円。前年度から170億円の現象を見込んでいる。
PS全体の3月のアクティブユーザー数は前年同月比+9%の1億1800万アカウントで、高い水準を維持。総プレイ時間は3月単月で前年同月比+15%、第4四半期全体としても史上2番目の記録だという(過去最大はコロナの巣ごもり需要が大きかった2020年度)。
2024年度の見通しとしては、売上高は-2%の4兆2000億円、営業利益は+7%の3100億円。PS5は2020年11月に発売しており、コンソールサイクルの後半に差し掛かったことから、新規販売台数は徐々に減少してくと思われる。
だが、アクティブユーザー数は継続的に増加しており、PSプラットフォームの収益は今後も着実に伸ばしていけると考えているとのこと。自社開発タイトルの売り上げを拡大することで、第五次中計期間にゲーム&ネットワークサービス分野における過去最高益の更新を計画しているという。