『ガンスリンガー ストラトス3』ストラトス通信｜ファミ通.com

『ガンスリンガー ストラトス2』のこと、振り返ります†

　こんばんわ！　しんのすけです。。。さてさて、今回の“スト通”では、『ガンスト』シリーズのプレイヤーをお呼びして、『ガンスト』シリーズのこれまで、そして『ガンスト3』で期待していることなど、いろいろなことをお話しいただいた座談会の模様をお届けします。都内在住以外のプレイヤーさんもお呼びしたので、大会への取り組みかたの違いなど、幅広いお話が聞けましたよ！

▲座談会は3月の某日、都内某所（という名のスクエニさん）で行われました。今回、座談会に快く参加してくれたのは、写真左から順番に、おだづもっこさん、ヤフミさん、りるぜさん、夕陽さん、うさ。さんの5名となります。

――本日はご参加いただきまして、ありがとうございます！　早速、皆さんの簡単な自己紹介からお願いします。

おだづもっこ　宮城県・仙台を拠点にがんばっているおだづもっこです。『ガンスト2』では、“GUNSLINGER'S BATTLE ARENA -HOPE-”では3位に、“GUNSLINGER'S BATTLE ARENA -Force-”ではベスト16位というのが大きな大会の実績ですかね。メインキャラクターは蘇芳司で、どちらかというと前のめりなキャラクターを好んで使っています。

ヤフミ　福島県でプレイしているヤフミです。バトルアリーナでは、おだづもっこさんとずっとチームを組んでいます。メインの使用キャラクターはニンジャ（草陰稜）です。

りるぜ　福岡県のりるぜです。使用キャラクターは師匠（真加部主水）で、大きな大会に出場したのは、前回の“GUNSLINGER'S BATTLE ARENA -Force-”が初めてですね。そのときは、リカルドを使って出場し、3回戦で負けちゃいましたが、“神位争奪戦”は4回優勝しています。今日の参加者の中では、あまり実績はないですね（笑）。

――いやいや、りるぜさんは主水のキャラクターランキング1位じゃないですか（笑）。それだけで、すごい実績だと思います。それでは続けて、都内組のおふたりも自己紹介を。

夕陽　関東の千葉でプレイしている夕陽です。エリアサポーターも務めています。大会実績は、おかげさまで“GUNSLINGER'S BATTLE ARENA -HOPE-”と“勝ちたがり杯”、“桜花乱舞杯”で優勝させていただきました。使っている中でいちばんランクが高いキャラクターは、シュリになります。

うさ。　東京と神奈川を中心にプレイしているうさ。です。もともとは三重県でプレイしていたのですが、『ガンスト2』が稼動して半年くらい経ったころに神奈川に引っ越ししまして。使用キャラクターは、綾小路咲良や片桐鏡華などの支援系キャラクターですね。使うキャラクターの性質上、バースト中心で遊んでいます。

――まずは『ガンスト2』を振り返るということで、大きな大会への取り組みかたなどを聞いていきたいのですが、都内組とそれ以外の方々では、かなりゲームをプレイする環境が異なるのかなと思います。ちょっと乱暴な分けかたになるのですが、ここからは定義として夕陽さんとうさ。さんを“都内”、残りの3人を“地方”という形で分けつつ、お話しをうかがえればと思います。まず始めに、地方勢の方たちはどうやってチームメンバーを集めているのでしょうか？

おだづもっこ　Melphysくんというチームメンバーがいて、彼を通してヤフミさんと知り合うことができました。初めて会ったときにいっしょにバーストしたら、すごい勝てて。「このメンバーいいな！」と思い、固定チームを組んだのが始まりです。いま以上のチームはないんで、代わりのプレイヤー……というのはないですね。

――チームを組むうえで、地方在住だからこそ苦労したことはありましたか？

おだづもっこ　毎回、キャラクター選びや編成決めで相当悩みます。固定のメンバーなので、採用できる編成の幅も狭いので。

――その時々の環境で、強い編成は変わりますもんね。チーム練習は、どのようにやっているのでしょうか？

おだづもっこ　じつはチーム練習の時間を作るのがいちばん難しくて。“GUNSLINGER'S BATTLE ARENA -Force-”のときは、実質チームで練習できたのは3日間くらいでした。

――ひと口で東北勢と言っても、かなり広いですもんね。

ヤフミ　僕が会津からおだづもっこさんのいる仙台まで行くのに、片道で2時間。往復で4時間かかります。その中で、チーム全員の予定を合わせて、特定のゲームセンターに集まるのは、やっぱりハードルが高いんですよね。

――なるほど。りるぜさんはどうしょうか？

りるぜ　まず、大会の本戦に参加できるメンバーを見つけるのがたいへん（笑）。僕が大会に出場したくても、チームメンバーの都合がつかないので泣く泣く不参加ということも少なくないです。とくに、前々回のバトルアリーナまでは、予選と本戦で2回に分けて実施されていましたから、時間的な意味でも金銭的な意味でも、参加するまでの敷居が本当に高かったですね。

――夕陽さんとうさ。さんは、地方勢の話を聞いてどう思いますか？

うさ。　僕は三重にいたころ、まったく同じ経験をしているので、すごい分かります。

夕陽　チームの組みかたの部分では、あまり違いはないのかなと思います。皆さん、大会はやっぱり相性のいい人と出たいですよね？

一同　（うなずく）

夕陽　そういう部分は変わらないですが、都内はプレイヤーの分母が多いぶん、相性のいい人間と仲よくなる機会も多いよなとは思います。

――確かに、都内のプレイヤーは、大会ごとにチームメンバーが変わっている印象ありますね。

夕陽　僕が組むときは、環境に合ったキャラクターを使う人を選んだり、「こいつと戦いたくないな」って人を、逆にチームに誘ったりしています（笑）。第3回“GUNSLINGER'S BATTLE ARENA -HOPE-”がまさにそんな経緯でチームを組んでいて、最初からもち＠もちっッ＾ω＾さんとミーシャさんとは組む予定だったのですが、「残りのひとりは誰にしようか？」という話し合いのときに、個人的にいちばん当たりたくなかったRewriterを誘ったんです。

――ふむふむ。チーム練習をする機会は多いのでしょうか？

夕陽　以前は多かったですが、前回の大会くらいから大学生から社会人になったプレイヤーが増えてきたので、土日がメインでしたね。でも、やはりおだづもっこさんたちの話を聞いていると、都内は集まりやすい環境なんだなと思いました。遠くても電車で片道1時間以内……って感じなので。

ヤフミ　我々は基本、移動はクルマなので、そこでも違いがありますね（笑）。

――逆に、都内は駐車場ないことのほうが多いですからね（笑）。地方勢の方々に聞いてみたいのですが、チーム練習をする機会が少ないということは、ふだんは個々でできる練習をしているのでしょうか？

おだづもっこ　そうですね。

――野良でできる練習って、たとえばどんなことなのでしょうか？

ヤフミ　弾を当てることですね。

りるぜ　ですね（笑）。自力を高めることがシンプルですが、大事なことなので。

うさ。　エイム力を高めるという意味もありますが、WPって使う回数を重ねるとどんどん手になじんでいくんですよね。そうすると、“弾を当てること”に意識を割く割合が減るので、結果的にミニマップを見る時間だったり、状況を確認する余裕みたいなものが増えるんです。多分、ヤフミさんやりるぜさんは、ダブル武器のマグナムを当てるときに、あまりマグナムの当てかたを考えていないと思うんです。

――マジですか？

ヤフミ　そうですね。

りるぜ　確かに、あまり狙うってこと考えてないかも。

――逆に、マグナム撃ってるときに、何を考えているんですか？

ヤフミ　ん～。この後、誰の耐久力を削ろうかや、味方はケアしたほうがいいのかな、とか。

りるぜ　主水は身体がデカいので、つねに被弾を減らす方法を考えています。「このマグナム当てた後、どうやって動くのがいちばん安全かな？」みたいなイメージですね。

――それぞれの地域のお話も聞かせてください。ホームにしているゲームセンターのプレイ人口やランク層はどうなっていますか？

おだづもっこ　仙台は全国で見ても、あまりランクは高くないほうだと思います。GSが最高で、EX以上のプレイヤーはいませんから。

――新規のプレイヤーさんなどは増えていますか？

おだづもっこ　最近は見かけないですね。昔からやってる人が、そのまま続けている感じです。ランク帯では、多分いちばん多いのはS帯が多くて、バーストよりも野良が盛んです。これは地域色じゃなくて、全国的な傾向だと思うのですが、「バーストよりも野良でランクを上げたほうがカッコいい」みたいな風潮があるんですよね。感覚的に“バーストは勝ちやすい”という意識が、みんな根底にあるというか、なんというか。

――野良がメインのプレイヤーだと、野良で4人バーストに当たったときに負ける印象が強くて、そういうイメージが生まれているのかもしれませんね。実際に、データ上でバースト出撃時の勝率が出てきたことがないので、それが正解なのかどうかも分からないところですが。ヤフミさんのホームはどうでしょうか？

ヤフミ　福島も新規層はなかなかいないですね。

りるぜ　福岡も同じような状況です。

――割と全国的に、S帯のプレイヤー層が多くて、新規はいないってことなんですね。それでは、皆さんが『ガンスト2』を遊んでいて、何か要望みたいなものはありますか？

おだづもっこ　あまり使われていないWPってあるじゃないですか？　バージョンアップの際に、そのWPの耐久力が30増える……みたいな修正が『ガンスト2』は多かったと思うのですが、僕としては「そのWPの使用率が低い理由は、それじゃ解決しないだろ」というのが多かったですね。武器の射程を伸ばしたり、威力を上げたり、いっそのこと違う武器を持たせるとか、そういう調整の仕方をもっと取り入れてくれたほうが、環境も変わるし、選択肢の幅も広がっておもしろいんじゃないかなと思います。

うさ。　武器が変わる調整は、元の武装が好きで使ってた人は困るんじゃないですかね。たとえば、主水はダブルのマグナムが好きだから使っている人もいるわけですし。

りるぜ　ダブルのマグナム変わったら困る（笑）。

――難しい問題ですが、使用率が低いWPだからこそ、そういう選択肢もありという考えかたもできますからね。

夕陽　『ガンスト2』のロケテストのときに、WPのチューンでコストが変わりましたよね？　あれ、おもしろかったなと思います。その仕組みなら使うWPを変えずに、いろいろな編成に可能性が出たと思うので。そういう意味では、『ガンスト2』の調整の中では、WPのコストを変更したのはいい調整だったと思います。使用率が低いから耐久力を上げるよりも、コストを下げたほうが効果的なんじゃないかな。

ヤフミ　確かに、WPのコストをいじったほうが、編成に幅が出ておもしろいですね。

りるぜ　いまは、意図的に同じコストのWPが出ないようにしているじゃないですか？　個人的には、それがコストをいじるときの制限になるくらいなら、同じコストのWPが出てもいいのになと思いますね。

夕陽　WPの選択肢が増えすぎたのも、そういう意味では難しいですよね。

――そうですね。でも、バージョンアップでWPやキャラクターが追加されないと、楽しみがないですから。

夕陽　たとえばの話になるのですが、バージョンアップの際にWPをリニューアルして、4つあるうちの3つを大幅に変更する……という方式で、プレイヤーがモチベーションを保てるのなら、それもありかなと思います。初心者の立場から見ても、いまのWPや武装の種類の多さは分かりにくさの原因になっていると思うので。

――同じ武器でもレベルが違うと細かい性能が変わってきますからね。

おだづもっこ　もうひとつ、WPの修正の話なのですが、咲良の鉄壁型「ガーディアン」が強い時代があったじゃないですか？　その後、エリアシールドが弱体化されたのですが、そのときに何も悪さをしていないクシーの防衛型「センチネル」とかもいっしょにエリアシールドが弱くなったのは、かわいそうだなと（笑）。鉄壁型「ガーディアン」だけ、エリアシールドを弱くするみたいな選択肢はないのかなと思います。

――でも、そうすると各キャラクターのWPごとに性能を覚えなおすことになるので、結果的に分かりにくくなるという弊害が起きちゃいますからね。難しい問題です。逆に、違うキャラクターでも同じ武器を持っているから、キャラクターの乗り換えはしやすいという面もありますし。

うさ。　りるぜさんは、まさにそうですよね。

りるぜ　マグナム2丁あれば何とかなりますね。

――調整に関しては、どうしてもメリット、デメリットがありますからね。そのほかに、手を入れてほしい要素などはありますか？

夕陽　たくさん意見を出しましたが、現在の『ガンスト2』の環境は突出したキャラクターやWPがなく、いいバランスだと思っています。なので、ゲーム内の調整というよりかは、システム面で手を入れてほしいことになりますが。

――何でしょうか？

夕陽　ブリーフィングの画面なのですが、チャットの機能を強化してほしいですよね。

――あー、確かにいまならリカルドで「3落ちで行こうと思います」も現実的になってきましたからね。

夕陽　もう少し、お互いの意図を伝えられればなと。それこそ、使われていないチャットを消して、新しいものをドンドン追加してほしいですね。

――それでは、『ガンスト3』のお話も聞いていきたいと思います（※後編に続く）

　いかがだったでしょうか？　インタビューで取り上げた以外にも、調整の仕方や下限ランクをどこに置くかなど、いろいろな意見が飛び交いました。ともすれば、『ガンスト2』にたくさんの文句があるように受け取られてしまいそうですが、僕が皆さんのお話を聞いていて印象的だったのが“いまの環境は平たくていいと思います”という意見。高コスト編成が強すぎるわけでもなく、通常コストの編成や低コスト編成など、いろいろな編成の可能性を感じられるので、2016年4月30日の大会が楽しみだというお話も、ところどころで聞けました。次週は、『ガンスト3』についてのお話を、このメンバーにうかがったときの模様をお届けします。こちらもお楽しみに！！

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