CASSETTE BOY(Nintendo Switch)のレビュー・評価・感想情報
2D画面風の3Dフィールドを回転することで生ま れる“変化”と“発見”が世界に奥行きを、謎解きに 手応えをプラス。正直モノクロ画面ゆえの視認性 の低さで、レバーなどを見落として時間をロスす ることもあり、謎解きの難度を必要以上に高めて いる部分もあるが、ヒラメキで謎を解いたときの 爽快感は格別。ゲームボーイ的モノクロ 2D画面の平成レトロなエモさも加わり、 冒険への没入感をマシマシに。
週刊ファミ通1931号より
ゲームボーイ風の色合いのグラフィックが懐かし い雰囲気ながら、構造は2Dのように見えて3D。 視点を回転させて見る角度を変えると、物陰に隠 れた敵やギミックの存在をなかったことにできる システムが特徴的。進行に連れて増えていくアイ テムもパズルをおもしろくしている。ただ、向か うべき場所や仕掛けの解法がわからず、 行き詰まることも起こりがち。もう少し 誘導やヒントが欲しかったかも。
週刊ファミ通1931号より
背景の壁などに隠れて見えなくなると、対象物が なきものとなるルールが、謎解き以上の仕掛けに なっています。バトルにおいては攻略法の幅を広 げ、進行上ではプレイヤーに哲学的な問いを投げ かける、いい働きっぷり。ビジュアル、サウンド、 シナリオ、すべてにおいて作家の個人的な意欲や 趣味性、気分が反映されたディレクショ ンという印象で、他人のノートを覗き見す るような楽しさを感じました。
週刊ファミ通1931号より
プレイヤーキャラのヌメヌメとした操作感覚がク セになります。地道な立ち回りで対応していく戦 闘アクションとの相性も、良好です。本作のキモ である“見えないものは存在しない”というパズル 的ルールは、適応範囲がなかなかに恣意的。「こん な方法があったのか!」という驚きよりも「これは ダメなんだ……」と感じる機会が多い印象 です。どう転がるかわからない物語展開 には、惹きつけられます。
週刊ファミ通1931号より
ファミ通公式レビューアーイラスト:荒井清和
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