ぎるぐる GiLGuL(Nintendo Switch)のレビュー・評価・感想情報
死を望む女性たちが抱える苦しみや葛藤を描くな どテーマは重いけど、シリアスな中にもユーモア を交えた物語は読みやすく、かつ興味を惹かれま した。フルボイスなのもありがたい。戦闘がそれ なりの頻度で挟まるため、気分転換にもなるかな。 惜しいのはキャンセルボタンでウインドーが閉じ ないなど、操作面で少々不便さを感じがち な点。自動再生やログ表示などはショート カットも欲しかった。
週刊ファミ通1922号より
生と死のはざまの世界で出会う死にたがりの女性 たちのストーリーは、重いテーマを扱っていて胸 が締め付けられる。それでも、ただ辛いだけでは なく、感情移入できるところがあり、心が揺り動 かされます。ルート分岐の仕組みも選択の重みを 実感できていい。バトルではキャラを直接操作で きるけど、爽快なアクションというより はストラテジー的なプレイ感。戦闘のほ うが物語の息抜きになったりも。
週刊ファミ通1922号より
登場キャラクター全員が、辛く胸糞な過去を抱え ている重い物語。嫌な予感が的中してしまうしん どさと、怖いもの見たさで心かき乱されながら読 み進めました。ふだんはクールな主人公が、生死 にまつわることで熱くなるのもイイ。ただ、長め のストーリーパートが連続しがちなので、バトル を合間にもっと入れてほしかったな。戦 闘中にポーズができなかったり、全体的 にUIが使いづらいのが残念。
週刊ファミ通1922号より
ノベルパートでは苦しみに向き合う登場人物の姿 が丁寧に描かれ、生と死をめぐる重厚なテーマに 深く考えさせられる。全編フルボイスなのもこだ わりを感じる。また、戦闘パートはキャラごとの スキル&必殺技を駆使したアクションや、敵を浄 化して仲間として召喚する仕掛けが楽しめる。一 方で、プレイフィールは作業的でスピー ド感に欠け、当たり判定もわかりにくく 攻防の駆け引きが薄いのは残念。
週刊ファミ通1922号より
ファミ通公式レビューアーイラスト:荒井清和
ファミ通公式のレビュー文、レビューアーイラスト(画像)等の無断転載・複製をお断りしています。
