ドールエクスプローラー(Nintendo Switch)のレビュー・評価・感想情報
手持ちの行動カードと攻撃カードを組み合わせて進む、ターン制のローグライクなダンジョン探索は、自分の狙った形で行動がハマったときの手応えが大きな魅力。カワイイキャラや敵の外見に反して、ひとケタのHPと追ってくる毒ガスが戦いにつねに緊張感を持たせる。UIは整理されているが、一度のミスでも命取りになりかねないため、ステージ上のトラップの視認性がもっと高くてもいいのかな、と。
週刊ファミ通1845号より
後ろから迫る毒の霧に追いつかれないよう、ダンジョンを前進し続けなければならない構造が秀逸。カードゲームのように手札のなかから行動を選んで組み合わせ、1ターンごとのアクションを決定して敵の撃破やトラップの回避を行うのは、パズルゲーム的な側面もあって楽しい。“スタイル”による初期デッキの違いや、特定のカードの並びで発動するコンボもいい要素だが、使いやすさはまちまちな印象。
週刊ファミ通1845号より
キャラを見て、彼女たちの関係や物語に興味を惹かれた方にオススメ。お話に沿った進行を味わう作品です。独自性のあるストラテジー部分もよくできています。手持ちのカードを組み合わせて行動順を考え、効率のいい流れでボーナスを狙ったり、コンボを発動させたりするのがおもしろい。ひとケタのHPを管理する世界につき、一部の罠や敵の攻撃先が見えづらいのは、ちょっといけずな気がしました。
週刊ファミ通1845号より
カードの引き運や成長要素の影響が決定的ではないだけに、どんな局面でも腐らず“最適解”を突き詰められます。打開力が高い一連の魔法を救済策としてフル活用するもよし、一切使わずプレイの歯応えにするもよしの、間口の広い難度設定もいいですね。フィールド状況や、各アクションの因果関係を示す視覚情報は、やや不鮮明。プレイの経験則が少ないうちは、それ由来の“誤算”に悶々とします。
週刊ファミ通1845号より
ファミ通公式レビューアーイラスト:荒井清和
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