Teardown(プレイステーション5)のレビュー・評価・感想情報
ブロックでできた世界を、“破壊”をメインに暴れながらミッションを進めていく気持ちよさと言ったら! クリアーへのアプローチの自由度の高さと、壁や家を壊してルートを作り出す背徳感がワクワクを後押し。その一方で、制限時間があるミッションは時間設定が超シビア。最短ルートを作り出すパズル的なおもしろさと手応えがあるが、時間に急かされずに“ゆる〜く”破壊を楽しみたいという気持ちも。
週刊ファミ通1839号より
綿密な計画、豪快な解体、そしてスリリングな逃走と、プレイにメリハリが生まれる要素が詰まったゲーム性がすばらしい。解体業のスキルを活かして実際に行うのは窃盗や破壊工作ばかりで物騒な内容ではあるけど、コミカルなシナリオとボクセルのかわいい見た目が雰囲気を和らげてくれるため、楽しく遊べます。入念な下準備をするなかで、大胆な逃走ルートをひらめいたときの高揚感はクセに。
週刊ファミ通1839号より
破壊対象でない物まで何でも壊せる世界で、スパイミッションに取り組む、独自性溢れる企画。ただ、ハチャメチャなプレイをイメージしていると、肩透かしを食らうかも。実際には、事前に緻密な計画を練るなど、頭を使う要素に重きが置かれています。また、視点の低さや重機の操縦性による“ままならなさ”には、笑う人もいれば苦痛を感じる人もいるかと。もう少し洗練されたら大化けしそう。
週刊ファミ通1839号より
衝突を何度もくり返して重い物体を移動、車両を川に落として橋代わりに……など、スマートさのかけらもないゲームプレイでもミッションクリアーできるようになっている“懐の深さ”に、イタズラ少年心が刺激されます。スピーディーな一人称視点移動さえ苦にならなければ、壊せる物を壊し、奪える物を奪い尽くす満足感に浸れます。エディットモードはスケール、UI構成ともにハードルが高め。
週刊ファミ通1839号より
ファミ通公式レビューアーイラスト:荒井清和
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