アナザーコード リコレクション:2つの記憶 / 記憶の扉(Nintendo Switch)のレビュー・評価・感想情報
3Dマップ採用で作品世界を探索する楽しみが追加。新たに加わったキャラクターボイスとともに、没入感がアップしている。行く手を阻む謎や仕掛けも、Nintendo Switch用に最適化されるなかで原作から変更されたものも多く、加筆シナリオを含め、原作をプレイした人でも楽しめる作り。また、3段階に分かれて確認できるヒント機能など、物語重視で楽しみたい人へのサポート機能の充実もうれしい。
週刊ファミ通1833号より
シリーズの2作品がまとめてリメイクされたのはうれしい。現代仕様に生まれ変わったビジュアルに加え、ボイスが付いたのも○。ミステリアスでありつつ、ジュブナイル風の空気感が魅力的なストーリーにも、より入り込みやすくなった。3Dマップの探索は、もう少し引きの視点でプレイしたいと感じるときもあるけど、臨場感が出ていいね。ナビゲーションとヒントの機能も迷わず遊べて助かります。
週刊ファミ通1833号より
脱出ゲーム的なテイストと、ジュブナイルが香るシナリオとの相性がよく、ハートウォーミングなアドベンチャーに仕上がっています。超常現象やSFの要素と、美しい景色や表情豊かな人物との取り合わせは、とても魅力的。ちょっと調べてはイベントが発生する進行や、正解がわかっていてもときに複雑な手続きが必要なもどかしさは、好みが分かれそう。Nintendo Switchをデバイスに見立てた仕掛けは◎。
週刊ファミ通1833号より
人の気配があるようでないような、不思議な清涼感に満ちた舞台を自由に走り回れるのがいいですね。メインストーリーの各章を、2〜3程度の謎解きでクリアーできる構成も好印象。収録された2作を連続でプレイする際の“つなぎ”の演出もバッチリです。謎解きは、何度か失敗するとネタバレ一歩手前のヒントをくれるものの、“DAS”(ゲーム内端末)のギミック由来の謎が苦手だど、かなり足止めを食らうかも。
週刊ファミ通1833号より
ファミ通公式レビューアーイラスト:荒井清和
ファミ通公式のレビュー文、レビューアーイラスト(画像)等の無断転載・複製をお断りしています。