バットボーイ(Xbox One)のレビュー・評価・感想情報
1980年代の2D横スクロールアクション風のシステム&見た目に、野球の“バット”を使用した攻撃、移動、2段ジャンプなどが独自の個性をプラス。正直「そこはバットではなくても……」と、思うモノも一部あるが、そこも含めて魅力に。2Dアクションとしても、入手スキルで広がるアクション、ステージに隠されたアイテムなど、定番をしっかりフォロー。敵やギミックの配置はやや意地悪と感じる部分も。
週刊ファミ通1799号より
8bitテイストの2Dアクションがとっつきやすく、キャラやモチーフもキャッチー。敵の攻撃を打ち返したり、敵を攻撃することで空中ジャンプをしたり、バットを使ったアクションも痛快。ボスを倒して新たな技を獲得する『ロックマン』的な要素もあって、能力が拡張されていくのも楽しい。ほどよい難度だけど、ボス戦よりも道中のプラットフォームアクションに苦戦させられがちな印象。
週刊ファミ通1799号より
主人公の動きにクセがなく、コントロール性が良好で、純粋に攻略が楽しい。ボールとバットによるユニークな攻撃で、敵を倒したりギミックを動かしたりするのが愉快です。ミスしたときの無敵時間に余裕があり、落ち着いて立て直すことができるのにも好感。一部のボスの挙動が見極めにくく、駆け引きを実感しづらいのは惜しい。8bit風味の作品も多いなか、見せかたと音と内容のまとまりがグッド。
週刊ファミ通1799号より
基本武器であるバットの用途が多彩な点はいいのですが、取り回しの融通がさほど効かず、ストレスが溜まります。新規獲得アクションの使用回数が場面ごとに制限されていることによるおもしろみも、あまり感じません。ステージ構成やボス戦自体は、しっかり練られている印象です。往時のハードの低性能由来の仕様をメインのゲーム性に組み込んでいるなどの“レトロゲーム愛”は、随所で発揮されています。
週刊ファミ通1799号より
ファミ通公式レビューアーイラスト:荒井清和
ファミ通公式のレビュー文、レビューアーイラスト(画像)等の無断転載・複製をお断りしています。