Dungeon Drafters(Nintendo Switch)のレビュー・評価・感想情報
ダンジョン探索をターン制のカードバトルに。“1ターン3手”という行動回数の縛りと、5つある属性のカードから事前にマイデッキを作って臨むスタイルで、運よりも戦術に軸足を置いた作り。それゆえ、1ターンで敵を全滅させたときの手応えは格別。また、ハイクオリティーな2Dグラフィックも、世界とカードの魅力を押し上げるのに貢献。活動拠点となる広すぎる街は、移動がもう少し快適にできたのでは……。
週刊ファミ通1843号より
ダンジョンを探索するローグライクとカードバトルを組み合わせた作りが○。カードをうまく使いながらターン制の戦闘を突破していくのはおもしろく、新たなカードを入手してデッキを強化するのもやり甲斐に。スロットにセットした“ルーン”に属するカードしかデッキに入れられない仕組みだが、ルーンごとの使い勝手のバランスは偏りがあるように感じる。ゲームスピードを変更できるのはありがたい。
週刊ファミ通1843号より
全体的にわかりづらく、マニュアルも読みにくいのが難点。また、選んだキャラによって差はあるものの、スタート時のカードデッキが貧弱というか、効果が複雑なワリに役に立たないというか。以上の理由から、おもしろさを感じられるようになるまで少し時間がかかり、辛抱が必要です。何度かダンジョンから生還し、いくつかのクエストを達成するまでには、やみつきになっている人もいるでしょう。
週刊ファミ通1843号より
場面ごとに決定操作のボタンが変わるなど、誤操作を誘発するUIにピキピキしつつも、メインのダンジョン探索にのめり込めます。1ターンに3回しか行動できない不自由さは、デッキが充実していくうちに、ほどよいアクセントに変化。その一方で戦略性が後退する点は好みの分かれるところかもしれません。オプション設定でゲームの進行速度を爆速にできるのはうれしい仕様。攻撃の爽快感が上がります。
週刊ファミ通1843号より
ファミ通公式レビューアーイラスト:荒井清和
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