アヴェウムの騎士団(プレイステーション5)のレビュー・評価・感想情報
魔法を駆使して敵と戦うが、戦い自体の手触りは王道“シューティング”バトル。スピード感溢れる攻防と、魔法をくり出したときのエフェクトが魅力で、攻撃タイプによって魔法を3色に分けることで、直感的に使い分けできるのもグッド。一方で、主観視点のため、手の動きがメインとなり、銃器に比べると攻撃が単調に感じる部分も。敵へのロックオンができれば、より気持ちよく魔法で戦えたかな。
週刊ファミ通1814号より
青、赤、緑の3種類の魔法を使い分けて立ち回るバトルは爽快。スキルツリーで能力を強化していくのも楽しめるけど、戦闘にもう少し変化が欲しいと思う部分も。道中の謎解きにも魔法を使うのはいいね。重厚なファンタジーの世界は雰囲気がばっちりながら、作品内に登場する用語や固有名詞が多く、“日誌”内に登録されていく情報を読むことで理解させる構造は、若干面倒さも覚えます。
週刊ファミ通1814号より
開始早々、悲劇と大戦に巻き込まれるドラマは映画的で、グイグイ引き込まれました。魔法戦争が続く壮大な作品世界は興味深く、主要人物が美形揃いでないのも説得力があります。簡単操作で、さまざまな特性や効果の呪文を使い分けての攻略は、単調に思える場面もあるものの、快かった。FPSとも定義されていますが、呪文のカラフルな軌跡に見惚れながら、ファンタジーRPGとしてエンジョイしました。
週刊ファミ通1814号より
どんな敵に対しても、お気に入りの戦闘スタイルでおおよそ押し切れる、爽快感重視の作り。プラットフォーマーとしても大胆な移動を楽しめます。新装備の入手やスキル獲得の機会が多く、始終ハイテンションで遊べるのもいいですね。メインストーリーの推進力は、中断のしどころを見失うほどの強さ。荘厳な人工建造物など、イマジネーションを刺激する背景を眺めつつ、状況に流され続けるのも乙なものです。
週刊ファミ通1814号より
ファミ通公式レビューアーイラスト:荒井清和
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