ソウル オブ クロノス(プレイステーション5)のレビュー・評価・感想情報
頭が大きめのデフォルメキャラがマップを動き回りながら戦う姿がかわいい。操作もシンプルながら、バディとの切り換えや武器の使い分けなどで戦術性は高い。だからこそ攻撃アクションの見た目がもっとわかりやすければ、戦いの“間合い”とキャラの個性をより活かせたかな。主人公の選択で各勢力や登場人物の関係が変化するシステムは魅力的だが、情報量の多さで冒険の導線が見えにくい部分もあり。
週刊ファミ通1786号より
スムーズさに欠ける部分があるUIや、話の流れが唐突に思えるときもあったりして、作りは少々荒削りだけれども、キャラのグラフィックは魅力的だし、独特の世界観は新鮮味を感じます。選んだ選択肢に応じて主人公たちの能力値が変化し、その後の選択できる行動に影響する仕組みもおもしろい。バトルの手触りも軽快でいいね。翻訳がちょっと自然ではないところがあるのが惜しい。
週刊ファミ通1786号より
いろいろと惜しい! 神秘的で壮大な物語は、日本語がぎこちなくてわかりづらい。それにともない、会話の受け答えを選択する仕組みも活かしきれていない印象。戦闘では、扉を開けたとたん、何の操作も許されないうちに敵からダメージを受けるなど、理不尽な場面も。全体的に洗練度が高まれば、本来のおもしろさを味わえるのでは。チビキャラや文字による擬音のエフェクトなど、愛嬌のある表現がグッド。
週刊ファミ通1786号より
一人称どころかキャラ名さえ安定しない、日本語訳テキストの精度に目をつぶれたとしても、ゲーマー特有の洞察力で察しないと立ち行かないUI全般は看過できず。キャラの立ち絵は魅力的なのに、物語世界に一向に入り込めなかったです。アクション操作の戦闘パートは、サウンド演出の弱さに起因する戦況把握のしづらさに対応できれば、装備武器により異なるヒット&アウェイの立ち回りを楽しめます。
週刊ファミ通1786号より
ファミ通公式レビューアーイラスト:荒井清和
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