コーヒートーク エピソード2:ハイビスカス&バタフライ(プレイステーション4)のレビュー・評価・感想情報
新要素はいくつかありますが、プレイフィールはほぼ前作同様。ワンシチュエーションドラマのシーズン2といった印象になっていますね。常連客たちのトークは相も変わらず、自分が久しぶりに顔を出した客のひとりのような感覚で入り込めるのが味わい深い。翻訳も完璧で、本作が持つ独特の雰囲気にどっぷり浸れます。基本的に落ち着いた流れの話なので、刺さらない人もそれなりにいるかも。
週刊ファミ通1793号より
前作と同様、カフェでの会話のみで進行する物語のムードが魅力的で、まったり味わいたくなる。新たなお客さんとの出会いは楽しみになるし、前作に登場した常連客も顔を見せてくれるのがうれしい。SNSの明暗など、いまの世の中を映したテーマを扱っているのも心に響きます。飲み物を提供する以外にも、預かり物を渡すといった新たな行動が可能になったのは、いいスパイスに。
週刊ファミ通1793号より
相変わらずの雨続きの窓の外、ゆったりと流れるBGMが心をほぐしてくれますね。新規のお客さんのストーリーは続きが気になる展開で引き込まれるし、前作からの常連さんには近況が聞けるのがうれしい。日本語訳もバッチリです。預かり品を渡すという選択肢もでき、彼らをつなぐ役割も濃くなった印象。新しいお茶が2種類追加され、見た目にもすてきな1杯が作れるのもいいですね。
週刊ファミ通1793号より
劇的な展開はないのだけど、ミニシアター系の映画を観ているようなちょっとエッジの効いた会話劇が楽しめる。味のあるドット絵、おしゃれな音楽、また日本語訳も読みやすく、居心地のよさを感じさせる雰囲気作りが秀逸。材料の組み合わせでレシピを探っていくのはゲームらしいが、ヒントが曖昧でトライアル&エラー感が強いのは面倒に感じる人もいそう。大きな進化は見られないが前作ファンには◎。
週刊ファミ通1793号より
ファミ通公式レビューアーイラスト:荒井清和
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