箱庭タイプの王道3Dアクションのステージを縦横無尽に探索する冒険は、バトルやライド、チェイスなどがつぎつぎと挿入され、飽きさせない探索を後押し。さらに、随所に散りばめられた『スポンジ・ボブ』ならではのコミカルなやり取りやギミックが、探索に息抜き的な“ゆるさ”をプラスし、本作独自のテンポを作る。ジャンプアクションがメインになるからこそ、カメラアングルが少し気になりました。

週刊ファミ通1786号より

ノリと勢いで進行していく会話は、ときにカオスだけど、アニメと同じ声優陣の吹き替えで、スポンジ・ボブとパトリックを始めとした愉快なキャラたちの軽妙なやり取りを見られるのがうれしい。いろいろな世界を冒険するのは楽しく、多彩な仕掛けで飽きさせない構成が見事。各ワールドをクリアーした後も再び探索に訪れたくなる作りも○。コスチュームのコレクションもユニークでいいね。

週刊ファミ通1786号より

カラフルな世界から陽気なサウンドとともにとめどなく溢れてくる、脳天気なノリがサイコー。シニカルな隠し味がいろいろな世代の笑いを誘います。わかりやすくて誰もが遊びやすい構成も、ハッピーな気分を増幅。バラエティーに富んだ舞台で、コスチュームにちなんだ活躍をする主人公の姿がユーモラスです。総合的に前作と同様の手触りに感じられることもあり、同じ価格帯で手に取れたらなおよかった。

週刊ファミ通1786号より

ジャンプや攻撃といった基本アクションがなめらかにつながるので、混戦時もフィーリング重視で立ち回れます。ステージ構成は、ワンアイデアの引き伸ばし感がやや強め。寄り道の手掛かりもさほど魅力的に見えず、手は動いても心が動かない時間が長かったです。おなじみのキャラたちは、発言内容が全体的にまともな点が気になりましたが、コスプレ要素は豊富で、ファンアイテムとしては十分ではないかと。

週刊ファミ通1786号より