ボクらのファンタジークエスト(Nintendo Switch)のレビュー・評価・感想情報
“ファンタジー”が持つ懐の深さが、収録された10種類のミニゲームの個性を引き立たせ、バラエティー豊かなものに。対戦ツールとしてはもちろん、ひとりでもメリハリのあるプレイが楽しめる。シンプル操作&ルールでありながら、“馬上槍試合”や“運んでアイテム”は、対戦相手との駆け引きと瞬発力が求められ、飽きのこない作り。RPGの世界に潜入するような設定も、ゲームを盛り上げるスパイスに。
週刊ファミ通1769号より
バラエティー豊かな10種目の競技でワイワイ遊べる、『ボクらの』シリーズのいつもの作りながら、ファンタジーの世界が題材になっているのが珍しい。蹴落としあいが頻発しそうな“ドラゴンシューター”あたりは、ケンカのもとになりそうな気もするけど、シンプルで熱い対戦が楽しめます。全種目を通してプレイする“ファンタジー王”では、順位によるポイントだけでなく、副賞などもあるとよかったかも。
週刊ファミ通1769号より
ポーションを調合したり、鍛冶屋で働いたりといった、このテーマならではの遊びが目玉。ほか、いつものミニゲームもファンタジー風に味付けされていて、多少ムリクリなものも「そう来たか〜」と笑いを提供してくれます。一度みんなで盛り上がれば満足できてしまうため、くり返し遊ぼうとはなりにくい点は、長所とも短所とも。操作方法がつねに表示されているなど、初見でも遊びやすい作りがグッド。
週刊ファミ通1769号より
ライバルを妨害しながらバチバチに争える対戦アクションが10種目中3種用意されていて、パーティーゲームとしてのお得感があります。あえてのゆったりテンポが、ほかの対戦系ゲームとは被らない、独特の“間”の駆け引きを生み出していて、いいですね。いろいろ広がりがありそうな舞台設定なのに、近年の『ボクらの』シリーズ同様、競技オンリーの内容ということで、若干の物足りなさを感じます。
週刊ファミ通1769号より
ファミ通公式レビューアーイラスト:荒井清和
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