ONI - 空と風の哀歌(プレイステーション4)のレビュー・評価・感想情報
上品なBGMやタイトルからそのまま再開したりするおしゃれな演出などが独特で切ない雰囲気を作り出していて、じつにいいですね。空太と風丸の2体を同時に動かして立ち回るのが楽しく、大量の敵を“心通連撃”で葬ったときは格別な快感も得られます。ただ、惜しむらくは必殺技を含めても攻撃アクションが少ない点。探索範囲が広がってもやることは変わらず、物足りなさを感じてしまうかも。
週刊ファミ通1787号より
鬼が打倒桃太郎を目指して島で修行する舞台設定や、2体のキャラを同時に操作するアクションがユニーク。和のテイストとおしゃれな音楽が作り出すムードも新鮮味があって魅力的。ただ、目的地へのガイドやマップの機能があれば、より親切だったかなという気も。目には見えない“魂”を探す探索要素もあるけれど、島の中を探し回るときに“うり坊”に乗れない序盤は足の遅さがストレスに。
週刊ファミ通1787号より
昔話の『桃太郎』の鬼側をイマドキな雰囲気で描いているのが目新しい。BGMが英語のバラードだったり、メニューもオシャレですが、ここは好みが分かれそう。毎回、敵を探すのが単調に思えるけれど、バトルのルールはバリエーションあり。連続して心を攻撃するアクションは爽快ですが、表示で見づらくなりがちかな。ボスの動きも派手さが欲しいところ。会話に引っかかる部分があるのも惜しい。
週刊ファミ通1787号より
ビジュアルをはじめ、各種UIやBGM、さらにゲームの構成や展開など、全体的にアート色が濃い作品。2キャラを同時に操作しながら戦うアクションは、ツインスティックシューティングのような醍醐味もある。ユーザーを飽きさせないようなゲーム進行は秀逸で、やり込み甲斐も十分。ただ、探索系のミッションで若干しらみ潰しになりがちなのはストレス。また英語交じりが多いUIは、やや直感的ではない印象。
週刊ファミ通1787号より
ファミ通公式レビューアーイラスト:荒井清和
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