Wolfstride -ウルフストライド-(Nintendo Switch)のレビュー・評価・感想情報
登場人物は曲者揃いでかなり独特な世界観でもあるので、最初はけっこう呆気に取られるかも。しかし物語が進展するにつれ、次第に惹き込まれてしまいましたね。要素の解禁がゆっくりめなのが難ですが、メカをカスタマイズして戦うのはなかなか燃えます。お遊び要素もいろいろ用意されていてよかった。ただ、1日が始まるときに流れるポエムが画面に収まらないことがあるのは気になりました。
週刊ファミ通1751号より
口汚い登場人物たちの軽妙なやり取りがありつつ、ときにはシリアスな大人のムードを漂わせる物語がシャレている。ロボットバトルの比重は思っていたほど大きくない印象ではあるが、無骨な巨大ロボで行うタイマンバトルは、世界観的にもゲームの進行上の面でも、いいアクセントに。バイトや会話のためにくり返しマップの移動をすることになるが、これが手間で、ショートカットなどが欲しかった。
週刊ファミ通1751号より
セルアニメ調のシーンの濃さと、ゆるい雰囲気が漂うドット絵とのコントラストがたまりません。バトルロボのクルーの掛け合いも最高。文句ナシの日本語訳なのですが、英語ボイスも聴き入ってしまいますね。クセの強いメンバーたちの事情が見えてくる物語も引き込まれます。ロボの試合もおもしろく、移動や攻撃のコストを考えつつ部位撃破を狙うのにハマりますね。気だるい大人なBGMもいい感じ。
週刊ファミ通1751号より
独特な言い回しが多いセリフは、すんなり頭に入ってこなかったりもするけれど、物語は明快でわかりやすく、個性的な登場人物たちによってグイグイと引き込まれる。また、敵との距離を考えながら戦うメカバトルは駆け引きの妙が味わえ、非常にやり込み甲斐アリ。細部までこだわりが感じられる作りはいいが、同じところを行き来することが多いフラグ立て感強めのゲーム展開は、ちょっと気になった。
週刊ファミ通1751号より
ファミ通公式レビューアーイラスト:荒井清和
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