冷蔵庫のプリン食べられた(Nintendo Switch)のレビュー・評価・感想情報
タッチ方式の脱出系アドベンチャーの定番システムでありながら、ミッションクリアーを“オチ”として笑いに持っていくスタイルが見事。シュールなタッチの絵から小ネタのセレクトまで、4コマギャグマンガを読むようなテンポで遊べます。ときにハズレも“オチ”になっていて、プレイヤーの“いたずら心”を刺激。サービス精神溢れる最終ステージやクリアー特典を含め、ワンコインで遊べるのもすてき。
週刊ファミ通1744号より
『ママにゲーム隠された』と同様のシュールなテイストが魅力でありつつ、本作では隠れかたを考えるという、そちらの作品とは逆の立場的な状況になっているのがおもしろい。「どうせこれは罠なんでしょ」と思っていながら、あえてそこに乗っかりたくなる仕掛けもたくさん。各ステージでのゲームオーバーになる様子をコレクションする要素を含めてしっかり遊んでも、ボリュームはちょっと少なめかな。
週刊ファミ通1744号より
レトロな図案集のようにも思えるセンスのいい画風で、シュールな笑いを生み出す、インタラクティブな2コママンガ集のよう。間違えたときのイラスト見たさに正答を避けるという、邪道な遊びかたこそ推奨されうるところがユーモラスです。バラエティーに富んだ仕掛けや、ストーリー性を感じさせる構成もナイス。前作同様、息抜きに数ステージ遊ぶつもりが、テンポのよさに一気にプレイしちゃいました。
週刊ファミ通1744号より
初見なら「何でそうなる!」とツッコミながら爆笑でき、シリーズファンなら新規ステージも「あれ系できたか」と微笑できる、ネタ系脱出ゲーム。一気に遊びきれる難度・ボリュームですが、とぼけた“間”を味わい尽くせます。クリアー特典ゲームのチャレンジ要素がもう少し強めだったら……と思うのはお門違いでしょうか。携帯モード時は、画面を直接タッチする操作にも対応してほしかったですね。
週刊ファミ通1744号より
ファミ通公式レビューアーイラスト:荒井清和
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