In Nightmare(プレイステーション4)のレビュー・評価・感想情報
不気味なクリーチャーがさまよう悪夢の世界を探索するのは、かなりのドキドキを味わえてグッド。とくに“夢精霊”をうまく使って進んでいくギミックは、思わず手に汗を握りますね。どちらかと言えばステルス要素が強めな印象。けっこうな頻度で敵に追われるイベントが挟まるのはむしろ歓迎なのですが、急にシビアな難度になるのが若干気になるかな。“エッセンス”などの残量もわかりにくく感じました。
週刊ファミ通1742号より
不気味であり、ファンタジックでもある悪夢の世界を表現するグラフィックがいい感じ。敵から逃げ隠れしながら先へ進むための道やギミックを探すのはスリルが味わえるし、謎解きをする場面もあって、メリハリのある構成がいいね。“夢精霊”を操作して視点を動かし、敵の動きを確認しながら移動できるのは便利。ただ、クオータービューは物陰が見えづらく、ちょっとストレスになるときがあるかな。
週刊ファミ通1742号より
ホラーアドベンチャーとしては定番の舞台やパズルも見られますが、“夢精霊”を飛ばして周囲を確認したり、隠された手掛かりを照らし出すなどの仕組みはナイス。隠れながら敵の隙を作って突破する場面は緊張感がありますが、拍子抜けする展開もあったりと、恐怖の度合いはまずまずといったところ。一方で、断片的に明かされる主人公の辛い生い立ちは、現実味を帯びていてしんどいですね。
週刊ファミ通1742号より
“悪夢”を描いた世界観は、ビジュアルも含めて恐ろしくも魅力的。“夢精霊”を飛ばして周囲を見渡すという仕掛けはアクセントとしてよく、アイテム集めも込みで探索が楽しい作りに。ただ、視点変更ができないクオータービューなので、キャラが壁などに隠れると見にくく、また全体的に画面が暗いため各種ギミックの認識しづらさも。謎解きはさほど難しくはないけれど、手間に感じる仕掛けが多い印象。
週刊ファミ通1742号より
ファミ通公式レビューアーイラスト:荒井清和
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