Titan Chaser(Nintendo Switch)のレビュー・評価・感想情報
巨大生物がふつうに存在し、クマみたいにひょっこり人里に出没してしまう設定がユニークで気に入りました。深い霧に包まれた薄暗い町の中を探索していくのは緊張感があってよかったです。ただ、雰囲気を重視するのはいいのですが、プレイヤーのガイドとなる要素が最低限で、最初はかなり迷いがちなのが難点。手探りで進める中でリアル系の操作を強いられるのは少しストレスを感じるかも。
週刊ファミ通1738号より
巨大生物を光で誘導するという内容がユニークで興味をそそられる。ファンタジーの要素と、カセットテープが使われていたりする数十年くらい前の時代の現実味がある風景とが合わさって生まれる空気感もいい感じ。手探りで進めていく構造はワクワクできる一方、操作説明すらないのは不親切。コンセプトは魅力的なのに、少々不便な操作性や酔いやすいカメラの動きなど、難ありな部分がちらほら。
週刊ファミ通1738号より
巨大な怪物たちを誘導するお仕事がユニーク。誰もいない霧の田舎町を進むのはどこか神秘的ですが、地図が見づらく迷いやすいかな。あえて不便にしている印象ですが、操作ボタンのガイドは欲しかった。運転中はクルマが段差などにハマりやすく、復帰しづらいのにはイライラします。主人公がときおり町で起きたことなどをつぶやきますが、チャプタークリアー時にストーリーなどがないのは寂しいかな。
週刊ファミ通1738号より
巨大生物と戦うのではなく“追い払う”という世界設定が新鮮。夜の荒野をクルマで探索する高揚感、そして発見した巨大生物をどう追い払うか、といった謎解きが楽しめる。ドライブシミュレーターのような少々煩雑な操作システムはよしとしても、全体的に漂うもっさり感によってすべてのアクションが手間に感じられがちなのは残念。ただコスパは高く、その手間も含めてこの世界を楽しめるなら◎。
週刊ファミ通1738号より
ファミ通公式レビューアーイラスト:荒井清和
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