フィッシング・パラダイス(Nintendo Switch)のレビュー・評価・感想情報
聞き減りのしないBGMとともに、ライトな釣りを楽しめる作品。能力強化やエリア拡大で大物を狙い、図鑑を埋めていく楽しみもあるが、メインディッシュはやはりストーリーにあり。住民たちのエピソードがつながっていくさま、会話の間などの演出部分は、さすが名作『くまのレストラン』のスピンオフという作り。同作と世界観や登場人物がつながってるため、未プレイの人は少し置いてけぼり感があるかも。
週刊ファミ通1748号より
かわいらしいキャラとステキなムード、そして心をつかまれるストーリーが魅力。『くまのレストラン』と共有する世界観で、同作を気に入った人ならばっちり楽しめるはず。釣りに関しては、各パラメーターを強化していけば、入れ食い状態で苦労することはなく、やや作業感はあるけれど、クエストをコツコツと達成していく流れに満足感を味わえます。マイペースに進められる作りと、心地いい音楽も○。
週刊ファミ通1748号より
ページをめくる代わりに釣りで成果をあげ、ハートウォーミングな絵本を読み進めるような作りが心地よい。これを軸に、個性派揃いのキャラとの交流、インテリアや料理、図鑑のコンプリートなど、小さな楽しみがつぎつぎと打ち寄せるのもすてき。達成感とつぎの展開への期待が途切れません。フュージョンのようなBGMはトロピカルで耳にやさしく、キュートなドットアートは目を喜ばせてくれます。
週刊ファミ通1748号より
“鈎にかかるのを待ち、リールを巻き上げる”という釣りの醍醐味の一部分を、シンプルな操作で楽しめます。達成するとボーナス報酬をもらえる釣果ノルマの提示、“現状のステータス強化の程度では目当ての魚が絶対釣れない”という頭打ち感の頻度が絶妙で、ついプレイし続けてします。そこそこボリュームがあるメインストーリーの終了後にも、釣りを続けたくなる目標が用意されているのもいいですね。
週刊ファミ通1748号より
ファミ通公式レビューアーイラスト:荒井清和
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