Hell Let Loose(プレイステーション5)のレビュー・評価・感想情報
カジュアルなFPSとはひと味違う、現実味ある戦場は緊張感が持続しますね。やっと前線に出てもうかつに動けばあっさりやられ、また走るハメに。何もできない悔しさを経て、貢献できるようになると楽しくなってきます。地図などあえての不便さに慣れ、各兵種を理解するには回数をこなす必要があるけど、試合時間は長め。遊ぶ時間帯によっては参加人数の影響で極端な試合になりがちなのが惜しい。
週刊ファミ通1727号より
スポーツライクなFPSやバトルロイヤル系のゲームとは、まったく方向性の異なる尖ったコンセプトがユニーク。最初のうちは何もできずに倒されるのをくり返しがちで、FPSをよく遊ぶ人でも好みが分かれるとは思うけど、息が詰まるようなリアルな戦場の体験は、やみつきになる魅力も持っている。やるべきことを意識して立ち回るのはたいへんだが、歩兵から司令官まで、多彩な役割を選べるのも○。
週刊ファミ通1727号より
第二次世界大戦というテーマや、時間回復などのないリアル指向、FPSというより戦術ゲーム的な作りからして、人を選ぶ作品。勝利のためには、海外勢も多い味方とボイスチャットしなければならず、これが楽しめないとツラい。さらに、事前に勉強する勤勉さか、迷惑がられつつ実戦で学ぶ心臓の強さが必要。以上がクリアーできれば、連帯感や役割ごとの使命感に突き動かされる、アツい体験ができます。
週刊ファミ通1727号より
オンラインマルチプレイのみということで、開始時はお荷物新兵気分を満喫できます(笑)。兵種ごとの立ち回りが理解できると、大勢の味方に紛れてのセクターの攻略or防衛に夢中になれます。3人でやっと動く戦車のクルーや、爆撃などの大がかりな命令を下せる司令官役でのプレイにも憧れますが、密な指示出しには英語でのボイスチャットが必須とあって、ソロ参加ではややハードルが高めでした。
週刊ファミ通1727号より
ファミ通公式レビューアーイラスト:荒井清和
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