エターナムEX(Nintendo Switch)のレビュー・評価・感想情報
世界観やステージの各種演出、キャラクターの動きなど、『魔界村』を彷彿させるような雰囲気の中で、2Dタイプの財宝回収アクションが展開するのが新鮮。敵の当たり判定のきびしさから、アルファベットのアイテムを集めて文字を完成させるなどの小ネタまで、1980年代のアーケードテイストを色濃く感じる1本。その一方で、一度に出現する敵の種類と数が多く、現代寄りなテンポの戦いも楽しめます。
週刊ファミ通1706号より
1980年代のアーケードゲームを思わせる作風でありながら、お爺さんを主人公にしているのがユニーク。ステージ中の宝箱をすべて取ってゴールへ向かう単純明快なルールを基本としつつ、宝箱の下から床を突き上げるようにジャンプすると得点が高くなったり、追加のアイテムが出現する仕組みが、いいスパイスに。ボリュームは多くはないので、クリアーを目指すだけならけっこうあっさりめ。
週刊ファミ通1706号より
宝箱を開けては中身を回収するという、根源的な欲望を満たしてくれる行為のくり返しが、脳に快楽を与えてくれます。下から叩かないと宝箱が開かないという仕掛けが、シンプルなゲームデザインに戦術性をプラス。ルート選択や敵のさばきかたに的確さが求められると同時に、完璧なステージクリアーを目指したくなり、チャレンジングな遊びができます。短い時間でサクッとプレイできるのもいいところ。
週刊ファミ通1706号より
足元からの急な湧き出しや、微妙に迎撃できない高低差からの“詰め”で敵に衝突死する感覚はまさにレトロアーケード。空耳風サウンド(?)との相乗効果もバッチリです。キモであるはずの、宝箱を床下から叩くアクションが気持ちよくない点、通常ステージがシンメトリー構造かつ敵の滞留が発生しやすいためプレイの作業感が強い点に目をつぶれば、どんどんクリアーしていく手応えは得られます。
週刊ファミ通1706号より
ファミ通公式レビューアーイラスト:荒井清和
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