Trek to Yomi(Xbox One)のレビュー・評価・感想情報
モノトーンの世界は雰囲気があってよく映えますね。時代劇映画のような演出やローカライズに関してもすばらしく、文句なしのデキ。道中にはけっこうな頻度で隠し道のようなものがあり、探索自体も楽しめました。バトル時は二次元の動きになるため、思いのほかシンプル。斬り合いは手に汗握る緊張感があっていいのですが、アクション要素を多分に求める人ならもっと手応えが欲しくなるかも。
週刊ファミ通1747号より
黒澤明監督の映画を思わせる世界観、演出、白黒の映像が、じつに渋い。アクションはシンプルめだが、油断するとすぐに致命傷を受けてしまうような緊張感のある戦いが連続しつつ、体力を全快できるセーブポイントがこまめに設置されていて、プレイ意欲を削がれないのがグッド。寄り道しながら進みたいのに、後戻りができない正規のルートと区別がつきにくい分かれ道が多いのは少し気になった。
週刊ファミ通1747号より
モノクロの時代劇風ビジュアルで、明暗やシルエットの使いかたがイイですね。欲を言えば、着物など人物のモデリングがもう少し繊細であればとも。モーションはカッコイイし、剣戟も楽しいのですが、主人公が強化されるにつれ単調に思えてしまうかな。クリアー後に追加される一撃必殺の“剣聖モード”のほうがつねに緊張感があり、神髄といった感。収集アイテムはクリアー後も閲覧したかったな。
週刊ファミ通1747号より
ゲーム体験として目新しさを感じる時代劇アクション。往年の黒澤映画のような全編モノクロのビジュアルは非常に刺激的。戦闘は、攻防の駆け引きが十二分に味わえるシステムで、緊張感ある立ち回りが楽しめる。だんだんと技が増えたり、ところどころシネマティックな演出で楽しませたりと、プレイヤーを飽きさせない構成に。5時間くらいでクリアーできるボリュームだが、満足度が高くコスパも◎。
週刊ファミ通1747号より
ファミ通公式レビューアーイラスト:荒井清和
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