アルファディア ジェネシス2(プレイステーション4)のレビュー・評価・感想情報
古きよき王道RPGといった感じですね。バトルのみ3Dで展開しますが、テンポよくサクサクと進行してくれるのがうれしい。ブーストの配分を考えながら戦うのがユニークで、強敵との対決ではブーストスロットが破壊される大技のことも考慮せねばならず、より楽しくなります。ゲーム難度によってはダンジョンで目的地までガイドしてくれたり、エンカウント率の変更が可能だったりと大助かり。
週刊ファミ通1696号より
3Dキャラによる戦闘シーンやパートボイスでのイベント演出がケムコ製のRPGでは珍しく、PSやPS2時代の作品の雰囲気を感じさせる。“ブースト”の消費量を選んで攻撃やスキルの威力を任意に高められるのは、おもしろみのあるシステム。戦闘エフェクトを“表示しない”に設定しても通常攻撃の演出は表示されるほか、オート戦闘だとブーストを上手に使ってくれないのが、テンポ感を若干削いでしまう。
週刊ファミ通1696号より
大国への復讐が旅の目的だったり、人々が魔獣化するなどの問題もあったりとシリアスなストーリー。一部ですがボイスがあるのもいいですね。バトルはコマンドの威力を増す“スロット”をいくつ使うかが戦略性を高めています。その功罪か、防御してスロットを回復させたりと待ちのターンが生じるので、ボス戦は長引きがち。メニューなどのUIは、従来の2DのRPGシリーズに比べて使い勝手はもう一歩。
週刊ファミ通1696号より
ブーストを消費することで攻撃を強化できるシステムはやり込み甲斐アリ。ブースト量をどう管理するかの戦略性が味わえる。反面、ボス戦などは“防御でブーストを溜める→攻撃”のくり返しになりがちで作業感も。またオートバトルのAIがイマイチだったり、ダンジョンが一本道でひたすら長かったりと、遊んでいて手間だったり間延びするような部分も多い。戦闘評価の基準がわかりにくいのも難。
週刊ファミ通1696号より
ファミ通公式レビューアーイラスト:荒井清和
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