MotoGP 21(プレイステーション4)のレビュー・評価・感想情報
レースの再現度はさすがの迫力。現実同様の新ルールが適用されたりするなど、よりリアルさを増したシチュエーションでトコトン走りを追求できます。モードは定番のものを完備。過剰な演出などの余計な部分のいっさいを削ぎ落とした感じなので煩わしさは皆無ですが、反面やや寂しい印象があるかも。アシスト機能の恩恵は相当のもので、本来の難しい操作をお手軽にできるのは助かります。
週刊ファミ通1692号より
ロングラップペナルティーのルールのほか、ブレーキディスクの材質と熱による影響といったマニアックな要素も追加され、レース体験がより一層リアルに。キャリアモードは前作から引き続き、チーム全体をマネジメントする作りで、じっくり取り組み甲斐があります。走行の補助の設定により、初心者でもそう簡単に転倒することなく走れるものの、要求されるタイムなどが最初からきびしめの印象も。
週刊ファミ通1692号より
シミュレーター寄りの作品だけあって、バイクに乗っている感覚が呼び起こされました。任意でオンオフできる項目もありますが、荒い走りだと燃料やマシンに余計な負荷がかかるなどのシステムもリアル。ガイド付きマシンセッティングは問題の箇所と希望を伝えるだけで適切に調整してもらえるのが楽ちん。キャリアモードのおもな部分は前作からの継承といった印象で、もう少し派手さも欲しいかな。
週刊ファミ通1692号より
最新データを収録し、ビジュアルや細かいディテールを改善。シリーズファンにとっては安心の進化。ただ初心者にきびしい作りは変わらず、各種アシスト機能を最大限に活かしても慣れるまでは思い通りにバイクを操れない難しさ。“バイク好き”というだけで、その敷居の高さをクリアーできるかというと少々疑問。いちバイクファンとしてはもっと間口を広げてほしい気も。全体的な作りは丁寧なんだけど。
週刊ファミ通1692号より
ファミ通公式レビューアーイラスト:荒井清和
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