We Were Here Together(プレイステーション4)のレビュー・評価・感想情報
ゲーム側からの誘導なしで謎解きに挑む、いまどき珍しいガチなスタイルが、パートナーとの会話の糸口に。“何に気づき”、“どう伝える”かの言葉のやり取りが重要なだけに、袋小路に入りやすい一方で、通じたときの達成感と一体感は格別。片方だけが通話できるトランシーバーは雰囲気抜群とは言え、ボイスチャットでも謎解きの魅力は味わえます。バディを変えても最新ステージから遊べるのもいいね。
週刊ファミ通1684号より
ふたりで協力して謎解きをする構造で、トランシーバーでお互いに情報や状況を伝え合うのが肝になっているのがおもしろい。お互いが離れた場所にいる状態でギミックの相互作用や全体像を観察、想像し、相談しながら解法を模索するのは楽しめます。歯応えがあり、コミュニケーションが重要なので、野良でのプレイだとハードルが高くなりそうだが、助け合って謎を解いていくのはやり甲斐のある体験。
週刊ファミ通1684号より
土台の部分はよくある協力型のパズルなのですが、新しい生活様式にフィットするしつらえが見事。ふたりで取り組む謎解きは、まるで遊園地のアトラクションのように大掛かりなため、かなりの時間を要し、ボイスチャットなしでは成立しません。つまり、そうしたプレイスタイルに耐えうる関係性が前提で、ステイホーム時代のデートツールだと思いました。お互い知恵を出し合って、親密さを深められます。
週刊ファミ通1684号より
ひとりでは気づかなかった情報や発想を教えられたor教えたときの、世界が一気に広がる感覚はマルチプレイ専用ならでは。テクニカルなアクション操作はさほど必要なく、“あえて”ゲーム内の音声交信機能のみで意思疎通できるかに集中できます。進行度が同じくらいの、気心の知れたオンラインフレンドと遊んでこそ……というスレスレなバランスで成立しているゲーム性は、万人向けとは言えません。
週刊ファミ通1684号より
ファミ通公式レビューアーイラスト:荒井清和
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