SEA OF SOLITUDE The Director's Cut(Nintendo Switch)のレビュー・評価・感想情報
システム自体は、行く手を阻む仕掛けを乗り越えるオーソドックスなステージクリアー型アドベンチャー。しかし、水没した街並みや存在感のあるクリーチャーなど、アートを感じさせるビジュアル表現と、“光と闇”の変化でプレイヤーを世界に入り込ませる洗練されたゲーム的演出と導線が、本作だけの唯一無二の体験をもたらす。重めなテーマのストーリーを含め、作家性を強く感じさせる作品です。
週刊ファミ通1686号より
ほの暗く、巨大なクリーチャーが登場する不気味な雰囲気と、それとは対照的な温かみのあるオレンジや青の色遣いが目を引く風景とで描かれる、コントラストが効いた世界が美しい。人間関係のリアルな苦悩をテーマにした物語は好みが分かれそうではあるものの、幻想的なビジュアルで見せるアート的な表現は見応えがあります。最後まで一気にプレイしたくなる構成だけど、ボリュームは少なめかな。
週刊ファミ通1686号より
すれ違いが生む孤独や後悔を綴った普遍的なエピソードに、心の傷が疼きました。怪物のアーティスティックなビジュアルには、思わず見入ってしまいます。インタラクティブなパートは、ドラマへの没入感を高める効果的な演出となっていますが、ゲームとしてはくり返すうちに作業感が漂ってくる印象。作品の性格的にもボリューム的にも、映画1本ぶんの価格なら納得しやすいかなというのが本音です。
週刊ファミ通1686号より
すれ違いが生む孤独や後悔を綴った普遍的なエピソードに、心の傷が疼きました。怪物のアーティスティックなビジュアルには、思わず見入ってしまいます。インタラクティブなパートは、ドラマへの没入感を高める効果的な演出となっていますが、ゲームとしてはくり返すうちに作業感が漂ってくる印象。作品の性格的にもボリューム的にも、映画1本ぶんの価格なら納得しやすいかなというのが本音です。
週刊ファミ通1686号より
ファミ通公式レビューアーイラスト:荒井清和
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