Jump King(プレイステーション4)のレビュー・評価・感想情報
ジャンプ中の軌道修正が行えず、事前に足場の位置から正解ルートを導く作りは、アクションというより、ジャンプ“パズル”。ジャンプの強弱を手の感覚で覚えるタイプのため、ミスでリズムが乱れると失敗の負の連鎖に。落下止めが一部あるとは言え、全体的に意地悪なステージ構造で一気に数画面分落下することも。ゲームというより“修業”に近い。高き難度の果てに待つ無類の達成感を得たいなら。
週刊ファミ通1671号より
ボタンを押してから離すまでの長さで跳躍の力を調節し、ひたすら上を目指すシンプルなゲーム性だけど、体感で微調整しながら落ちないように足場を飛び移っていくのはスリリング。チャレンジングかつ、ストイックなプレイ感で、己との戦いに臨む覚悟がないとすぐに投げ出したくなる難度だが、挑戦し甲斐のある体験が味わえる。救済措置がいくらかあれば、もう少し間口が広がったとは思うけど……
週刊ファミ通1671号より
ジャンプで上へ上るだけという、独創的なゲームデザインがマーベラス。軌道変更ができないのと、飛距離を調整するための操作がビミョーなのとで、初見のエリアは困難極まりない。せっかく上ったのに、1ミスで最下層まで落下することもあり、心が折れるか奮起するかはプレイヤー次第です。「昨今のゲームはヌルすぎる」とお嘆きの諸兄には絶賛モノかも。根性ナシの私には合いませんでした、申しわけない。
週刊ファミ通1671号より
難所で「これしかない!」というジャンプのしかたを発見したときのうれしさ・感動は、確かにあります。ただし、それをフィードバックするための手がかりがゲーム内にほぼないのは、正直キツいです。その結果、自分の指先の微妙な感覚に頼らざるを得ず、それを黙々とくり返すことがおもしろいのかというと……。“無様な失敗ぶり”は絵になるので、ゲーム実況なと人に見せるプレイ向きではあります。
週刊ファミ通1671号より
ファミ通公式レビューアーイラスト:荒井清和
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