ポリーパズル(Nintendo Switch)のレビュー・評価・感想情報
画面にところ狭しと散らばった小さなカケラから、ノーヒントで物体を完成させたときの達成感は格別。「あのピースからこの動物になるの!?」という驚きも魅力です。プレイヤーの空間認知能力が求められるタイプのパズルだけに、難度は高め。正解への道のりの険しさに対して、ヒント機能がヒントではなく“答えそのもの”のため、スモールステップがなく、パズルが持つ達成感がなくなってしまうのが残念。
週刊ファミ通1659号より
バラバラのピース群を回転させて正解の角度を探すのは、思わず集中してしまう。ほぼ完成に近い状態に見えるのに、なかなか像が結ばれなくて歯痒い思いをすることもあるが、絵が現れる角度を見つけたときは気持ちがいい。時間が経つと“ヘルプ”が利用可能になり、完成直前の角度にしてくれるフォローもナイス。早ければ1問数秒で終わるくらいのシンプルさだけど、価格の安さとボリュームに満足。
週刊ファミ通1659号より
ワンコインで250問以上に取り組めるとあって、コスパはバツグン。本では再現できない、テレビゲームならではのパズルであることが価値を高めています。ガラス細工みたいに繊細で透明感のあるオブジェクトが目に楽しい。色や前後との関連性から正解を想像し、どうすればそう見えるのかを探す作業には、脳が活性化するかのよう。答えがわかっていながら、角度が合わないもどかしさも一興です。
週刊ファミ通1659号より
パズルというよりは手すさびの何かという印象。スティックで視点をグリグリ操作すること、“目を細めながら眺めるとわかりやすい”などの自分セオリーに従うこと自体の心地よさを満喫できます。正解の真裏のアングルでもそれっぽく見えてしまうことと、正解の判定がなかなかシビアなことから、何がなんでも自力(ヒント未使用)でクリアーしたい派は、余計なストレスを抱えることになるかも。
週刊ファミ通1659号より
ファミ通公式レビューアーイラスト:荒井清和
ファミ通公式のレビュー文、レビューアーイラスト(画像)等の無断転載・複製をお断りしています。