BDSM:ビッグ・ドランク・サタニック・マサカー(Nintendo Switch)のレビュー・評価・感想情報
銃をぶっ放してエリアの先へと進む戦いは、障害物の設置が絶妙で、瞬時に位置取りを考えて敵を掃討する銃撃戦の爽快感と手応えが味わえる。主人公は悪魔で、敵キャラからステージの細部までエログロまみれだが、正統派シューティングの出で立ち、かつ5段階の難度設定でやさしい世界。一方、世界観を高めるはずの暗喩や皮肉交じりのテキストがゲームの導線としてわかりにくいなど、不親切な部分も。
週刊ファミ通1648号より
スタンダードなツインスティックシューターだが、地獄を舞台にとにかく敵を倒しまくる内容とゲーム性がマッチ。必殺技も豪快で気持ちいいね。体力を回復する機会が頻繁にあるので、バランスは意外ときびしくない。お下劣で悪魔的な会話をユーモラスに描いていることは理解できるものの、それが翻訳からスムーズに伝わってこないところがあるのは惜しい。やり込み要素なども、もっとあるとよかった。
週刊ファミ通1648号より
下品で悪趣味な表現は好き嫌いが分かれそうですが、これを家庭用ゲーム機で実現できちゃう自由はすばらしい。チマチマしたグラフィックで、ネタがよくわからないのは惜しいけど、エログロをほどよく緩和しているとも言えるかと。武器を使い分けて敵を殲滅し、集めたお金でパワーアップするというサイクルが小気味よく、夢中になるとすぐに終わってしまうけど、価格のぶんはきっちり遊べます。
週刊ファミ通1648号より
ゴアで下品な作品世界に、持って回った言い回しのテキストと、そこそこラフなローカライズ処理が映えます。全方位シューターとしてはエイムのばらけ具合にクセがあるものの、移動系のレスポンスが快適なため、気楽に乱戦を楽しめます。敵の波状攻撃の適度なグダり感が、いい意味で攻略の自由度につながっており、難易度調整や武器縛りのし甲斐が十分です。リトライ時の読み込みの遅さが玉にきず。
週刊ファミ通1648号より
ファミ通公式レビューアーイラスト:荒井清和
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