ダンボール ミニカーズ(Nintendo Switch)のレビュー・評価・感想情報
ダンボールで作られたマシンの質感がいいですね。闘争心をかき立てるBGMに身を任せて、複数台で押し合いへし合いしながらライバルを破壊していくのは快感。徐々にひしゃげていく車体の様子もイカしています。ただ、破壊されると操作もままならない状態になるため、なかなかトドメを刺しきれず、消化不良になりがち。オンラインプレイがなく、ふたりまでしか対戦できないのはもったいない気が。
週刊ファミ通1645号より
クルマをぶつけ合う内容はよくあるものだけど、ぐにゃっと潰れたりパーツが取れたりと、ダンボール製らしい壊れかたが再現されているのはおもしろみがある。ミニカー視点で見るコースのミニチュア感も、雰囲気が出ていてナイス。とは言え、ほとんど身動きが取れなくなるなど、ままならない状態になることがしばしばあるのは、作りの粗さを感じるところ。フレームレートの低さもちょっと残念です。
週刊ファミ通1645号より
フロントがぺしゃんこになるなど、ダンボールならではの壊れかたや、ボロボロになったときの挙動が目を引きます。反面、クラッシュ系のゲームにしては衝突の手応えが薄く、ライバル車を壊したときの爽快感もあまりないのは残念。車種をアンロックする目標もあるが、カラー以外にもダンボールらしいカスタム要素があるとよかった。分割画面でのマルチプレイも可能なので、パーティーゲームとして。
週刊ファミ通1645号より
クルマのビジュアルを始め、卓上をモチーフにしたコースや障害物など、図画工作感が溢れる演出が◎。その反面、ダンボールという設定もあってか、デモリッションダービーならではの破壊のインパクトや爽快さが薄い印象も。とくに、車両数が少なくなる後半戦では、演出面も含めて地味になりがち。大会モードで、新たな車種をアンロックしても、新規でやり直さないと変更ができない仕様は気になる。
週刊ファミ通1645号より
ファミ通公式レビューアーイラスト:荒井清和
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