少女地獄のドクムス〆(プレイステーション4)のレビュー・評価・感想情報
世界観が非常に独特で、キャラクターデザインもキュートでいいですね。主人公が強化されてガッツリ陣取りできるようになると、毒の浄化やアイテム探しが途端に楽しくなり、爽快さも味わえるのがよかった。武器収集もいいモチベーションに。ただ、視点カメラの挙動がおかしくなりがちなのは残念。大量の敵を正面に捉えている状態だと、注視をなかなか解除できない点も遊びにくく感じました。
週刊ファミ通1647号より
毒沼を浄化するために、それを生み出すもととなった少女たちの思いを紐解いていく、ダークなストーリーが興味をくすぐる。毒娘とのコミュニケーションもいいスパイスに。TPSを主体にしたアクションは、照準の自動補正の機能などもあって、カジュアルな操作感で遊べる。その一方で、弾を撃ちきってから再び撃てるようになるまでの時間が長めで、もどかしいときも。マップの構造も少し味気ない。
週刊ファミ通1647号より
毒沼から吸収した毒を発射したり、浄化時の軌道で敵を囲んで攻撃するなどのシステムがユニーク。ただ、武器種にあたる毒の種類によって若干の違いはあるものの、全体的に射撃の爽快感が薄めかな。各毒種の装備や補充方法などの説明も欲しかった。パートナーとなる“毒娘”は性格もかわいらしくて、ステータスアップを兼ねたコミュニケーションパートでどんな反応を見せてくれるのか、楽しみになる。
週刊ファミ通1647号より
毒娘が陣取りアクションで毒を回収し、主人公が射撃で敵を攻撃。2体のキャラをリアルタイムで切り換えながら進めていく、ひたすら手を動かすゲーム性が心地よい。比較的同じ戦術のくり返しなので、多少の作業感はあるが、そこは独特のストーリーと、物語分岐につながる毒娘との会話システムによりカバー。戦略性は高く、攻防の駆け引きもある反面、敵に弾を当てた感触が軽く、TPSの爽快感は薄め。
週刊ファミ通1647号より
ファミ通公式レビューアーイラスト:荒井清和
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