Invisigun Reloaded(プレイステーション4)のレビュー・評価・感想情報
足音や足跡などから自分や相手の位置を探っていくという、記憶力と推理力が求められる戦いが、本作独自の戦術をもたらしている。カワイイ見た目でも難度は高め。爽快感よりも圧倒的な緊張感を戦いに求める人向けか。仕掛けをかわしつつ進むシングルプレイは、自分の姿を表示させて遊ぶこともできるので、パズル感覚で挑める。透明以外でもハイスコアが登録可能なら、より達成感が味わえたかなぁ。
週刊ファミ通1608号より
自分も相手も姿が見えない中での対戦は、難しさはあるが、ときおり見える姿や動いた手掛かりを頼りにショットを命中させるのは、熱くなれる。さまざまな駆け引きが生まれる仕組みになっているのもナイス。対戦がメインとなる作りではあるけど、ひとり用の“ジャーニー”モードで、パズルアクションを楽しみながら各キャラのスキルの活用法を学べる構造もすばらしい。音楽や雰囲気もいい感じです。
週刊ファミ通1608号より
敵を探す以前に、自分の位置を把握し続けるのが、想像以上に難しい。初心者どうしの対戦では、よくわからないまま撃ち合いになり、カオスっぷりに笑いが巻き起こります。ただ、ネタ的に盛り上がるだけでは価格的にもとが取りづらいので、ともに習熟しようという対戦仲間がいる人向け。ひとり用のモードはゲーム性がまるで異なり、パズルのよう。キャラの固有能力を遊びながら確認できるのがいい。
週刊ファミ通1608号より
透明のプレイヤーキャラを操作する、という本作最大の特徴は、シングルモードにおいては、ストレスの原因になりやすい印象。選択キャラによってはおもしろい固有アクションがあっても、ゲームを進める楽しさを寸断するタイプのパズルギミックが多くて、魅力を実感しにくいです。“お互いの見えなさ”がミラクルな瞬間を演出してくれるマルチプレイと、かわいいドットグラフィックはいいですね。
週刊ファミ通1608号より
ファミ通公式レビューアーイラスト:荒井清和
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