アスディバインメナス(PlayStation Vita)のレビュー・評価・感想情報
1990年代初頭のRPGを彷彿させるクラシカルなグラフィック。街やフィールド、ダンジョンはあっさりした見た目で、単調な感じは否めない。だが、戦闘時の2Dアニメーションは、キャラが往年の大作ファンタジーRPGのような多彩な動きを見せて◎。ハクスラにハーレムパーティー、合成、ガチャと、RPGの新旧定番要素もあるものの、単体で見ると個性は弱め。“懐かしのRPG”っぽい世界を楽しみたい人なら。
週刊ファミ通1602号より
『アスディバインディオス』の続編で、前作に関する説明があまりないので、『ディオス』をプレイした人向けではあるが、さほど気にせずとも遊べるかな。新たなヒロインたちとの冒険は、プレイのモチベーションに。テンプレ的なキャラや物語は新鮮味は薄いが、小難しく考えずに楽しむのには適している。戦闘を高速化できるのはいいけど、会話時のメッセージの表示速度を変えられないのは地味に不便。
週刊ファミ通1602号より
誰にでもやさしく、女心に鈍感な神様に、私もハートをつかまれました(笑)。続々とパーティーに参加する新ヒロインの、タイプの多様さには感心せずにいられません。ちょいちょい笑いを挟んでくるシナリオのノリは、好みが分かれそう。お手軽プレイを追求している設計だけに、たとえば買い物して店を出るまでのボタン入力回数はもっと少なくて済みそうなど、コマンドがもう少し洗練されていれば。
週刊ファミ通1602号より
戦闘は、総じて高めの敵のHPをいかに効率よく削るかが問われるバランス調整。コマンドの最適化や、有料の追加コンテンツの導入により、バトルを有利に進める優越感を味わえます。やり込み要素だけでなく、“『アスディバインディオス』のエンディングから100年後”という物語も含めて楽しみたい向きであれば、プレイの順序には気を遣った方がよいかと。操作性やUIには、大きな不満は感じませんでした。
週刊ファミ通1602号より
ファミ通公式レビューアーイラスト:荒井清和
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